中国国際標準舞踏体験記
先週1週間ほど、中国の深セン(香港の隣)地区に出張で行ってきたのですが、たまたま予約して泊まった富臨大酒店というホテルに到着して、何気なくホテルの中を散策しておりました時のことです。http://www.bwsz.net/ホテルの2階にBallroomがあったので覗いたところ、たくさんの若いカップルがばりばりスタンダードを踊っているではありませんか。そのレベルは相当なもので、ほとんど日本のアマチュアのトップクラスか、それ以上でした。皆中国人特有の足の長いスマートな体型でスタンダードをどちらかというとイタリアの若いカップル風に踊っています。どうも単なるホテルのBallroomではなく、芸都国際標準舞踏訓練中心と称してBallroomdanceスポーツのメッカみたいなところのようなのです。後でわかったのですが、14:00~17:00がTeaDaance、19:30~23:00まではDinerDanceと称して普通のDanceHallになるのですが、その間は練習所として解放しているみたいで、私が覗いたときはその練習タイムだったようです。その時間に深セン体育舞踏学校の生徒たちが練習に来ているようなのです。体育舞踏学校は3年制でほとんどがBallroomdanceだけを専門としているようです。英国のコーチもたくさん来ているようで、ピノ、ホーキンス、ブライアン等の写真が飾ってありました。Hallの雰囲気は昔の梅田のワールドのような感じですが、そのDinerTimeの時間は若いプロの男性Teacherや先ほどの体育舞踏学校の男子生徒さんがご婦人達に教えたり踊ったりしていました。しかし日本のDance Hallと違うのは、みんなかなりの競技スタイルで踊っているので、なにか競技会のような雰囲気なのですコーチ料金は3時間で400元(6000円くらい)で,果物を二人でとって+80元だそうです。そのご婦人たちはどうも香港地区のお金持ちのご婦人たちがほとんどのようで中国の若いプロダンサー目当てに踊りに来ているようなのです。その中でかなり目立つ男性プロがいたのですが中国のプロファイナリストでした。。私もすごく踊りたくなってうずうずしてきていたのですが、Hallの女性マネージャーが、靴とスラックスを用意してくれ、パートナーを呼んであげるというのです。しばらくすると若い長身のきれいな女の子が来ました。後で聞くとやはり体育舞踏学校の3年生だそうです。よく聞くと中国のユーススタンダードの2位くらいの成績で、シンガポールオープンやGeamanOpenにも出場していたました。身長167cmでパートナーは183cmだそうです。先生は王先生といって70才くらいの先生で、時々英国のレッスンもありピノのレッスンを受けたと言ってました。踊りの技術はすばらしく、きっちりと基本を習っている印象を受けました。そのパートナー相手に調子に乗って2時間も踊りまくってくたくたになりました。周りの男性プロや香港のご婦人たちに声をかけてもらいいろいろ話ができました。経済や工業生産もそうですが、ダンスの世界でも中国の台頭は大変なものと感じました。踊りが直接英国仕込みのようで、また舞踏学校の若い子が身体能力に任せて思い切って踊っています。また団体レッスンも少しみたのですが、教え方がとてもきっちりとしていました。というわけで、私の中国国際標準舞踏体験記を終わります。