たけみの出身校の想い出
今日は、たけみの通った、中高一貫のカトリックミッションスクールについて書こうと思う。この学校は、中学校で135名を募集し、6年間一切の補充をしない。したがって卒業生は毎年130名程度である。自宅通学以外は認めない学校で、男子校である。開校以来、校長先生は、神父様が務めておられます。さて、たけみの当時はまだ校長先生ではなかった、現在の校長先生であるが、この先生、もちろん白人の神父様であるのだが、1.熱狂的な阪神ファンである。とても神父様とは信じがたい。2.完璧な関西弁を駆使する。とても外国人とは信じがたい。3.関西弁に比べると、英語は若干ヤバイ。白人が英語が得意とは限らない。と言った、関西人の鑑のようなお方であるのに、見かけは白人であるのだ。まだ、覚えているのは、昭和48年、最終戦の阪神巨人戦で勝った方が優勝という、歴史的な対戦が甲子園球場で、デーゲームで行われた。9対0で巨人が圧勝して終わったのであるが、そのゲームのことを書きたいのではない。さて、この試合の1週間くらい前、たけみのクラスは、たまたま現校長先生の『宗教』の授業が6時間目にあった。さて、この神父様で後の校長先生であるのだが、彼が教室に持っていらっしゃったのは、何と、ラジオ…そして、『今日の宗教の授業は、ラジオを聞いて、みなの心を一つにする大切な授業をします』と前置きし、鳴ったラジオは、巨人阪神戦でした…この前日、阪神は後楽園球場での初戦に勝ち、巨人を抜いて首位に立った。そして、この日も勝てば、ほぼペナントを手中にするという天王山であった。さて、この試合、いきなり阪神が7点をリードするが、その後巨人が10点取って大逆転。最後に阪神が3点取って追いつき、10対10で引き分けた。その結果、ペナントの帰趨は最後の阪神巨人戦で決することになったのである。(上記のように9対0で巨人の圧勝で幕を閉じた。甲子園球場で暴動が起き、巨人の選手が警察隊に囲まれて脱出するという惨事となった)で、実は、この日の、現校長先生の6時間目の『宗教』の授業は、延々と授業時間後も≪延長補習≫がおこなわれたのであるが、みなの心が一つとなって、熱心に『宗教の補習授業』が続けられた、歴史上稀な事件として、多分記録されているであろう。ちなみに、この中高一貫校の校是は≪同心同意≫である。何という、名門校であろうか????