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カテゴリ:自己啓発
営業マン、サービス業と聞くと、お客様に媚を売って、 商品やサービスなどを買ってもらっている者のように、卑下して見られがちである。 しかし、どのような職業であれ、その先にお客様・利用者がいる限り、 それは 「サービス業」 であると私は思う。 いや、「サービス業」 であるという認識を持つべきであると思う。 先生と呼ばれる仕事であれ、技術者であれ、農業であれ、 必ず相手があって初めて、「 業 」として成り立つものである。 「 サービス 」 と聞くと、安くするとかおまけを付けるとか、 金銭的・物質的なメリットで相手を喜ばすことを考えがちになります。 しかし、ただ安いだけで、お客様から絶対的な信頼をいただけるでしょうか? 何か物をたくさんおまけしてあげることだけで、お客様は心から満足を得られるでしょうか? お客様に媚びへつらうことで、お客様は喜びを得られるのでしょうか? 「 サービス精神 」という言葉をよく耳にすると思う。 安くしてくれたり、モノをいっぱいくれたりすると、サービスが良いと人はよく言うが、 サービスとはそれだけのものではありません。 とても気持ちの良い笑顔であいさつしてくれた、とても楽しい話を聞かせてくれた、 真剣に相談にのってくれた、本気で叱ってくれた、本当にうれしかった.....。 「 サービス精神 」 とは、 「 相手を喜ばせる心 」「 相手を安心させる心 」 であると思う。 優秀な営業マン、人気のある先生、行列のできるレストランのシェフ、人気作家や人気ソフト開発者、 人気のあるお店、成績の良い営業マンの共通点に、必ずこの 「サービス精神」 があると言えます。 ブスっとした人はサービス精神がないのか? いいえ、決してそうではありませんよね。 要は、「この人を幸せにしよう、ハッピーにさせよう」という気持ちがそこにあるかどうか、 それが 「 サービス精神 」 があるかどうかということです。 相手を楽しくさせたり、ホッとやすらぎを与えたり、時には厳しい意見を言ったり、 これらはすべて 「サービス精神」 があってこそなせることだと思います。 決して難しいことでもなく、決して特別な能力を必要とするものではありません。 ただただ 「相手の立場になって、今何をしてもらうとうれしいのかな?」 と考えるだけです。 このことは、仕事上のことだけでなく、日常生活でもごく当たり前のこととして必要なことです。 作家の中谷彰宏氏は、ある本の中で 「 サービスとはその人の生き方だ 」 と、明言しています。 まさに、その通りだと私は思います。 しかし、自己中心的に育ち、物質的価値観で世の中を見てきた人々にとっては、 この「相手の立場に立つ」ということが、一番の苦手分野なのかもしれません。 「 相手の立場になって物事を考える能力 」、 これが欠如しているのが現代の世の中なのかもしれません。 ニート、フリーターの増加の背景には、この 「 相手を喜ばす 」 とか 「 相手の立場になって考える 」ということが苦手、もしくはそのような状況から 逃れたい若者が増えたのではないかと思うことがあります。 そして、彼らは周囲の人とのコミニケーションを忌み嫌い、面倒臭がる傾向に あるように思えます。 そして、この傾向は、日本中に広く拡大しているのではないかと思います。 しかし、いかにインターネットや通信が発達したとは言え、 この世は人と人とのつながりでできています。 人とのつながりの中で生活すること、それが社会生活なのだから、 そこには必ず人と人とのコミニケーションが存在するのです。 人と人とのコミニケーションの中には、必ず 「 相手を想う気持ち 」 が必要になるハズである。 それをホンの少し、行動に移すことができるかどうか、 それが 「 サービス精神 」 があるかないか、ということではないでしょうか? 誰の心の中にも、「 相手を想う優しい気持ち 」 が存在します。 それを恥ずかしがらず、素直な気持ちで表現してみる。 見返りを期待する必要はありません。 ほんの少し、「 相手と同じ立場になってみる 」。 ここが 「 サービス精神 」 の原点なのかもしれませんね。 「 サービス 」 という言葉を、私たちは 何か安っぽいもののように勘違いしてはいないでしょうか? 「 サービスする方 」も「 サービスを受ける方 」も、 「 サービス 」についてもっと認識を深く持つ必要がある のかもしれませんね。 「 サービス精神 」=「 相手を思いやる気持ち 」 ととらえた時、 今最も社会に必要なものなのかもしれません。 と、考えれば、サービス業って、人の心を温かくするすばらしい職業ですよね。 いかがですか? いっぱいサービスしましょ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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