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タケ侍の1000日修行

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2006/09/04
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カテゴリ:政治

先日読んだ本で感じたこと。



上に立つ者、下に臨みて利を争い、義を忘るるときは、
下みなこれに倣い、人心たちまち財利に走り、
卑吝の情日々長じ、節義廉恥の志操を失い、
父子兄弟の間も銭財を争い、相讐視するに至るなり。
かくの如くなり行かば、何をもって国家を維持すべきぞ。
西郷南洲遺訓 16条より)


(訳)上に立つ者が下に対して利益のみを争い求め、正義を忘れるとき、
  下の者もまたこれにならうようになって、みな私財に奔走するようになる。
  卑しくけちな思いが日々増長し、節義廉恥の操を失うようになる。
  親子兄弟の間も財産を争い敵視するようになる。
  こうなったら、何をもって国を維持することができようか。




これは、西郷隆盛が、幕末の儒者・佐藤一斎が著した「言志四録」を元に

自らの学びとして書き記したものの中の一節ですが、

世の中の真理をよく表していると感心した。




いつの時代も、私利私欲に我を見失い、目先の欲望のままに行動する人間はいる。

公務員、政治家、会社の代表、グループのリーダー等々、自分のおかれた”公的”立場

というものを考えず、自らの欲望に従って、その特権を”悪用”する。

そんな人々が実に増えてきたように思う。

”公(おおやけ)”の立場という自覚を、また、その生き方を、

人の上に立つ人々が持てなくなって来ている。




明治維新の頃には、「この国をどうするか」という命題に、

多くの「志士」たちがその命を捧げた。

今、そんな「人物」が、日本にいるだろうか?





話は変わるが、戦後アメリカが、二度と日本を立ち上がれなくするために行ったとされる

「日本弱体化計画」というものがある。

その中に、「3S政策」というものがあり、

その内容は「セックス、スポーツ、スクリーン」の三つだそうだ。

セックスにおぼれさせ、スポーツに興じさせ、テレビで洗脳する。

まさにこれが本当であれば、アメリカの思う壺に完璧にはめられていると思うのは、

私だけではないだろう。

特に、メディアの情報操作はひどいの一言である。

今のテレビは、見れば見るほど”バカ”を増やすものばかりだ。

(と言っても、私もそのバカの一人であるのだが...^_^;)





日本は今、取り返しのつかないところまで来てしまっているのかもしれない。




自分の身の回りにも、不道徳な大人たちがウジョウジョしている。

犯罪は、加害者よりも被害者の方が、精神的ダメージをひきずりやすいと言うが、

まさに今の社会は、悪意に満ちた勢力が強くなりすぎ、その勢いに多くの人々が

呑み込まれていっているように思えてならない。

それが犯罪であろうが何であろうが、「やった者勝ち」の世の中である。



そんな世の中が続くはずがない!



そう信じながら、今夜も一杯の焼酎を片手に、負け犬の遠吠えなり。


(こんな私でゴメンナサイ。切腹~♪  .....ふっ、古すぎ?^_^;)







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Last updated  2006/09/04 11:11:29 PM
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