バンコク竹亭日記

昨夜遅く、大チョンボをやらかしました。

帰宅後、居間のソファで文庫本（戦記伝記物）を読んでいました。
とても興味深い内容でぐいぐい読んでいたのだけど
昼間の疲れもあり猛烈に眠くなってきました。

時に深夜2時半。
でも、まだもう少し読みたいので
熱い珈琲を飲むことにしました。

ちなみに私は
断酒中ですが、よく深夜に珈琲を飲みます。
珈琲を飲んでもぐっすり眠れる体質です。

愛用の豆を挽き
お湯を沸かそうとしたら
ヤカンに水がいっぱい入っています。

この分なら、沸騰するまで数分かかるだろうと思って
ヤカンをガスレンジにかけて一旦ソファに戻ったんです。
そして、どうやらそのまま落ちてしまったようです。

はっと気がついたら午前4時。
一瞬、何が何だかわかりませんでした。

でも、すぐにヤカンをガスレンジにかけたままだったと思いだし
慌てて駆けつけたら
ヤカンはすっかり空になっていました。

急いで火を消し
流しの上でヤカンに水を掛けます。
じゅうという音とともに激しく水蒸気が上がります。

それを何度か繰り返し
ようやく温度が下がったので持ち上げてみると
底に穴が開いていました。

穴の周りのステンレスは
溶け始めているのかぺろぺろに薄くなっていました。

さすがに目がいっぺんに覚めましたよ。

火事にならなくて良かった。
目が覚めるのがあと30分遅かったらどうなっていただろう。

家の中は焦げ臭い匂いに満ちていますが
とにかく無事でした。

自分はついているなと思いました。

大事になる前に、神様が起こしてくれたのかもしれない。
きっと守ってくれたのだと思う。

そんなことを思いながら
改めて眠りなおした次第です。


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