バンコク竹亭日記

先夜、日本人のお客さんとお話していたら
私がタイで暮らすようになったきっかけについて
いろいろと聞かれました。

詳しく話すと長くなるから
20-24歳にかけて印度、ネパール、タイを
何度も放浪しているうち、
旅するだけでは物足りなくなり
一番肌の合うタイで就職したとお話ししました。

そしてさらに、
そもそもどうして印度へ行こうと思ったのですか
と聞かれました。

これも長い話になるので
自分が印度を目指した一番最初の伏線は
子供の頃から
なぜかテレビや本で見るヤシの木に
とても魅かれていたからとお話ししました。

そう、ヤシの木は今でも大好きです。
何故なのでしょうね。

日本で暮らしていた頃から
ヤシの木の画像を見ただけで心が騒ぎ
南の国への憧憬が広がるのです。

一年中暖かくて
食べ物が豊富で
人々がのんびりと暮らしている南の国や島々。
そんな理想郷のイメージが心の中に膨らんで胸が切なくなるのです。

もし、
人間の魂が本当に生まれ変わりを繰り返しているのなら
自分は過去生で南の国で暮らしていたことがあると思います。

20歳の時に生まれて初めての海外でバンコクに来た時も
違和感ではなく、
言いようもなく懐かしいデジャブを覚えました。

だから、
過去生のどこかでタイや印度に生まれて生きていたことがあると
訳もなく信じています。

そして、まるでヤシの木に導かれるように
またこの国に帰ってきたように思います。

バンコクは
近代的な高層ビルが林立する大都会ですが
私の暮らしているちょっと郊外のトンブリ地区まで行くと
広い空と熱帯の緑がまだたくさん残っています。

ヤシの木もたくさん植えられていて
毎朝、出勤する私の目を慰めてくれます。

業務連絡。
日本からお越しのHさん。F先生ご家族。
たくさんのお土産を本当にありがとうございました。
娘の望も大喜びしていました。
皆さんに可愛がって頂いて、本当に幸せな子だと思いま


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