バンコク竹亭日記

2014年5月22日、
軍が前インラック首相をクーデターで駆逐してから早2年半が過ぎました。

プラユット首相の民政移行へのロードマップ（行程表）によれば
今年の後半に総選挙が実施される予定となっています。

しかし、昨年暮れあたりから
法律整備が間に合わないため
総選挙の実施がさらに来年の4月頃に延期されるかもしれないという報道がぼちぼち見られるようになりました。

それに対して
タクシン派のプゥアタイ党は
軍政は権力にしがみつくのは止めて
ロードマップ通りに総選挙を実施するよう求めています。

昨年10月にはプミポン国王が崩御され
ワチラロンコン新国王が即位されましたが
タイの政局は相変わらず不透明のままです。

かといって
外国人である我々には状況を見守りつつ対応していくしかないのですが
景気の動向など気になります。

民政移行というと聞こえは良いですが
それをきっかけに
またタクシン派と反タクシン派の相も変わらぬ抗争が再開されるかもと思うと
とにかく安定している今の軍政にこのまま国を掌握してもらいたいという気もします。

バンコクの世論調査で
軍政への支持率が今も高いのは
同じように感じているバンコク都民も多いのかもしれません。

でも、私はよくこう思うのですが
それでもタイで戦争が始まったわけではありません。

どこかの国のように爆弾やミサイルが落ちてきたり
爆弾テロが煩雑に起こって市民がいつ巻き込まれて死ぬかもしれないという状況ではありません。

いろいろありますが、
通常は命の心配をすることなく安心して日常生活を送ることができます。
タイは平和です。
それだけでも有り難いことです。

理想を言ったらきりはないですが
どんな状況でもビジネスを継続し
子供を育てていけるよう頑張るしかありません。

そんなことを最近考えています。

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