安床大吉
昨日の朝、占い師のお告げに従い、彼女と2人で新居のベッドに初めてシーツをしいた。そして、ベッドに貼った「安床大吉」のお札の前にみかんをお供えをして、2人で「アンチョンダイキ」と4回唱えた。これからの平安な暮らしと繁栄を神様に祈る儀式だそうだ。中国人は占い師の指示をとても重要視する。新居に土地の神様の祠を入れる日。初めて新居で夜を過ごす日。結婚式の日取り。結婚衣裳を選ぶ日と時間などなど。すべて占い師にお伺いを立てて決めてもらわなければならない。彼女の母親が信仰心の篤い人ということもあり、当家では占い師の指示は絶対厳守だ。明後日、華僑の娘と結婚します。今まで知らなかった、血族意識の強い中国人社会の片隅に入って暮らしはじめる。自分は男だし、相手の親と同居するわけではないから、特に暮らしが大きく変わるということはないだろう。でも、華僑の男性と結婚して、相手の親兄弟と一つ屋根の下で暮らす日本人女性が新しい環境に適応していくのはきっと大変なんだろうなと想像する。日本人の家族感、生活感とは、よかれ悪かれだいぶ温度差があるようだ。これから忙しくなるので、日記の更新を数日お休みします。20日の式の後、両親の希望でチョンマイに2泊の予定で行ってきますので、そこから発信できたらと思います。私自身、チェンマイを訪れるのはバックパッカー時代以来ですから17,8年ぶりです。楽しみですね。美味しいカオソイを食べてきます。