吉宗という名のノンフィクション(後編)
残り3時間以上の時間を残して13,000枚突破。“万枚の壁”なんて一瞬でブチ抜き、ひたすらコインを吐き出し続けた吉宗様。こんなチャンスはそうそうあるもんじゃない。自身初の1万5千枚、そして夢の2万枚に向けてラストスパート!・・・と力んだところでハマる時はハマるのが吉宗様。というか、ここまでほとんどハマらずにきたのが奇跡みたいなもんなんだけどね。絶妙のタイミングで訪れたチェリ、チャンス目、謎、そして松解除。5000G以上回したこの時点で、この日最高のハマリはわずか740Gだった。565をスルーしたところで、バケのあまりの多さに嫌気が差してきていたRさんにあえて愚痴ってみる。「なんかハマってきましたよ・・・(・∀・)」『アア!?《゚Д゚》お前万枚だしといて565スルーぐらいで何言ってんだ!?この贅沢モン!』予想通り怒られました(爆)PM21:00、遂に965Gスルー。途中2回ほどチェリ⇒いきなり怒り顔があったけど、やっぱりそうそう思い通りにはいかないのが吉宗様だ。この終盤にきて、やっぱり4ケタハマリはやってきた。まあ・・・吉宗様を一日打って1,000Gハマらない方が珍しいぐらいだもんね。すぐにまた天国ぶち込んで、一気に取り戻してやる!1,000Gハマってもまだ万枚を大きく上回る出玉と、自分は最高設定を打っているんだという自信。この時はまだ、精神的に余裕があった。『只今の時間より設定の確認を行います!残念ながら1,000G以上回してしまったお客様で設定確認をご希望の方はお手元のCALLランプにてお知らせくださーい!』この日は本当に“タイミング”が絶妙だった。カウンターがこの日はじめて4桁をマークした途端に設定確認OKの店内アナウンス。ふむ。まず6で間違いないだろうけど、せっかくだし確認しておくか!『お待たせしました。確認でよろしいですね?』「ハイ」“万枚突破”の札が刺さった台の設定確認。その注目度は予想以上に高く、俺の台の周りにはちょっとした人だかりができていた(汗)これだけの数の人が見守る中で6の発表か。うん、悪くない(´―`)『こちらになります』台を開け、キーを回した店員が指す数字を覗き込む。4(゚Д゚)……(つд⊂)ゴシゴシ(つд・⊂)チラ4 (;´Д`)ノ (;´Д`)ノ (;´Д`)ノ『4だよ、4』ヒソ( ゚д゚)(゚Д゚)ヒソ『あれで4?』ヒソ( ゚д゚)(゚Д゚)ヒソ『このイベント4しかないんじゃねえの?』ヒソ( ゚д゚)(゚Д゚)ヒソざわつくギャラリーの中、静かに着席(笑)なんか・・・俺が悪いことしたみたいな空気になってるのはなぜだろう(‘A`)『4かよ(笑)』「みたいですね・・・」『あんだけ謎解除してあんだけループしたのにな。まあそんだけ出ればいいじゃん』そりゃそうなんだけど(汗)設定が6ではなく4だとわかった時瞬間、さっきまでイケイケだった俺の心に変化が起きていた。6だと信じて疑わなかった設定、実は4。途端に腰が引けてしまった俺のアタマに浮かんだのは、こんな弱気な気持ちだった。 万枚をキープできるのだろうか?偶然というのは恐ろしい。イヤ、これこそ吉宗という台が持つ魔法なのかもしれない。俺がピーク時に持っていた出玉は約13,000枚。もし、万が一、ありえないけど。このまま天井まで、最深部の1,900Gハマってしまった場合、それまでに失うコインは約3,000枚強。もし天井で、もしバケで、もし192Gをスルーしてしまったら・・・ちょうど万枚を切ってしまう計算だ。ついさっきまで、1万5千枚だ、2万枚だと意気込んでいたのがウソのようだったよ。ココで辞めるか?俺の中で俺と、もう一人の俺とが戦う。今なら十分万枚はある。設定4で万枚だぞ?十分じゃねーか?ココで流して、閉店までのんびり番長でも打ってみんなを待ってようぜ。お前バカか?吉宗打ってて一度1,000Gハマッたぐらいで辞めんのか?せめて1,300からのゾーンまで回すのが普通だろ?何言ってんだよ?1,300以上回して辞めることなんでできるわけないだろ?設定6だって爆死する吉宗だぞ?ここから1Gも回さずに辞めるのが賢いって!オイオイ、何弱気なこと言ってんだ?ここで諦めてたら一生2万枚なんてだせねえぞ!それに・・・お前こんなに楽しい吉宗を本当にここで辞められるのか?やめられませんでした_| ̄|○ 設定4で1,000Gハマリの台。普通の日なら間違いなく打つ条件だ。いくら万枚を失う可能性があるとしても、スロッターならここは前に出るしかない修羅の道。まあ天井行く前に解除しちゃえば万枚はキープできるし、行くのが当然っちゃ当然だけどね。しかしこの吉宗って台は・・・本当にドキドキさせてくれるよ。1,300G、狙いどおり高確突入。デカたらいやら、大家紋やらを経て剣豪と対決。BETで見事に復活!“負けるか《゚Д゚》ゴルァァァァァァ!!!!!!!!”ハイ、負けました_| ̄|○ ヤバイヤバイヤバイ。あれだけ引けていた小役解除も謎解除も、全く引ける気がしない(汗)まさかこのまま・・・万枚を逃してしまうのか?ああ、やっぱり設定が4とわかったとこで引いておくべきだったのかな・・・。イヤ!天井まで行かなければ大丈夫なハズ!それに天井からでもまた連チャンすればいいんだ!自身初めての経験となる万枚オーバーからの転落の危機。贅沢って言えば贅沢な悩みなんだろうけど、苦労した分“万枚”には特別な思い入れがある俺にしてみればこのプレッシャーは相当しんどいものがあった。1,620G、再び高確率へ。 およ?(゚Д゚;)・・・・・PM22:10。前回ボーナスを引いてから実に2時間30分。1,890Gという途方もなく長い道のりを乗り越えてきた俺の台に、ようやく現れた“ボーナス確定”の文字。3,000枚以上削られた出玉は、もはや万枚あるかどうか見た目ではわからない・・・。頼む!ココはなんとしてもBIGが欲しい!!“デデッデデッデデッデデッ!”揃ったのはこの日30回目の青7!本当に・・・嬉しかったよ(。´Д⊂)うぅ・・・1G連なし・192Gスルー。PM22:20。ココで遂に長かった吉宗様との激闘が終わりを告げた。頭上には・・・万枚行くか行かないか、本当に微妙な出玉。『微妙だなぁ』『どっちにしろギリギリじゃねえ?』『まあ4でこれだけ出せればOKだろ』みんなが見つめる中、いよいよ計数。吉宗という最高のノンフィクションに翻弄され続けた結果は・・・10,415枚!祝!吉宗2度目の万枚!!【タケゾウVS吉宗設定4】総G数:7,522GBIG:30回(1/251)REG:4回(1/1,881)チェリ解除×3チャンス目解除×1謎解除×3松解除×1鷹狩×1シングル×58連続俵×110,415枚ってことは・・・最後のボーナスがREGだったらモチロン万枚には届かなかったわけで。2万枚をマジで狙っていたら、最後は本当に万枚ギリギリだったわけで。6を確信していた設定は、実は4だったわけで。本当、この“吉宗”って機種が生み出すドラマには毎度毎度驚かされるよ・・・。とにもかくにも!これで通算6度目、今年3度目!自身初の1機種で2度目の万枚達成!ヽ(゚ω゚= )ノヽ(゚ω゚= )ノヽ(゚ω゚= )ノ吉宗、やっぱし最高です! やったぞ《゚Д゚》ゴルァァァァァァ!!!!!!!!!!(笑)