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テーマ:高校生ママの日記(9375)
カテゴリ:子供
卓球部の下の子、昨日・一昨日は総体の地区予選でした。 これで負ければ引退なので、昨日見に行ってきました。 まずは一昨日のダブルスの続きでしたが、4回戦敗退でした。
続いてシングルス。 3回戦で勝ち、席に戻ろうとした時、 同じ高校の子が苦しい試合をしているのを見つけて立ち止まり、応援に入りました。 と言ってもアドバイザーとして選手の後ろにいられるのは1人だけという決まりなので その後ろのついたての後ろにしゃがんでの応援です。 2人3人…と他の子も集まってきて、応援の声が大きくなってくると 苦戦していた子も気分が高まったのか、 2対2で迎えた最終セット、初めはリードされたものの、逆転して勝ったのです! 決まった瞬間、しゃがんで応援していた子たちは 「おーっ!」と一斉に両手を挙げて立ち上がって大喜び。 見ていた私もとっても嬉しくなった、いいシーンでした
ところが皮肉なもので、その直後にコールされた試合は、勝ったその子とうちの子のでした 2人とも「負けられない!」と言う気持ちなのがよくわかり、 見ている私も胃が痛くなる思いでした。 なんとかうちの子が勝ったのですが、その次の5回戦で敗退でした。 (なんと5回戦も同じ高校の子でした) これで終わりか~と思ったら、そのあと順位決定戦が2回あり、最後の方まで試合でした。
うちの子の高校は地区の中では部員数も多く、強いほうらしく、 うちの子以外でも同じ高校同士での試合が行われていました。 最後の方になると、一時、行われている2試合の全員がうちの子の高校の生徒なんてことも これでは、みんなどっちの応援をすることもできず、 球を打つ音と点を取った選手の雄叫びだけが響くという、緊張感あふれる雰囲気になってました。
最後の方まで順位決定戦の試合があった下の子、 一番最後にフルセットまでもつれこみ、2点差で負けてしまった時が一番悔しそうで、 卓球台の上に突っ伏したり、床に倒れこんだりしていました。
間もなく決勝戦も終わり、みんな会場を片付けるためにアリーナに降り始めたのですが うちの子は何故かスタンドを通路の方にあがって行きました。 「あれ、どこ行くんだろう?」と私も立ち上がって通路を覗くと、 こっちの方向に歩いてくるようです。 やばい、やばい、やばい、見つかっちゃう… 慌ててまたそれまで座っていた柱の陰の席に座りました。 しばらくしてこそっと振り返ると、歩いてきた下の子と目が合ってしまいました。 あちゃー^^;
仕方ないので「よっ」って感じで手をあげると、なんと近づいてきて隣の床に座りました。 「バカしちゃったよ。もうちょっとだったのに。最後ので勝てれば関東予選に行けたのに。」 などと悔しそうに話すのです。 順位決定戦に出てたので、県大会に行ける範囲には入ったのかと思っていたのですが ダメだったのか、と思って 「じゃあ、これで引退?」と聞くと、総体の県大会に行ける順位には入ったんだそうです。 ただこの日はそれとは別の大会の予選会も兼ねていて、 最後の試合で勝てばその大会に行けたんだそうです。 それであんなに悔しがってたんだとわかりました。
しばらくそんな話をすると、子供は席の方に戻っていきました。 え、わざわざ私に話すために来たの!? 見に来られるのは嫌なんだろうと思っていたので、びっくり、そしてとてもうれしくて、 目頭が熱くなりました 試合を見に行って「目障り」と言われてから1年半、子供も少し大人になったのかもしれません。
本人は悔しさがかなり大きかったようですが、県大会に出れるのですから お祝いにケーキを買って帰りました。 ただ6月まで引退が延びたので、まだまだ受験生にはなれそうにありません。 良かったような、困ったような…^^; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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