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テーマ:大学生母の日記(2892)
カテゴリ:お出かけ
先週、上の子が所属している大学の交響楽団の定期演奏会を聴きに京都へ行ってきました。 以前書きましたが、今回は私の両親も一緒でした。 私は前夜がALFEEのライブだったので、当日は家の事をしてからでないと出かけられないし、 子供に頼まれた物を部屋へ届けるという用事もあったので 両親とは夕方会場の近くで待ち合わせることにしていました。 でも何とか両親の乗る予定の新幹線に間に合い、東京駅のホームで合流することができました。
ただ、杖を突きながらよろよろ歩く父の姿を見つけた時は、ちょっとショックでした。 腰のケガをしたのはもう2年前で、家の中などは割と普通に歩いていたし、 4月の初めには母と二人でスカイツリー近くに行って来たなんて言ってたのに… また、外で見た母もとても小さく感じて、頼りない老人2人に見えました。 これではあまり放っておけないな、と 京都に着いてからはホテルでチェックインの手続きまでしてから一旦別れ、 夕方再度合流しました。
演奏会は3曲で、うちの子は1曲目と2曲目に出ました。 2曲目はラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」。 ものすごいピアノのテクニックが必要な曲です。 ちょうどピアニストの指先が見える席だったので、その演奏にただただ驚くばかりでした。 でもオケもそれに負けない素晴らしい演奏だったと思います。 子供もとてもいい表情で演奏していました。 演奏が終わった途端、大喝采。 素晴らしい演奏を聞かせてくれたピアニストに、団員からもたくさんの拍手が贈られていました。 うちの子も感動したようで、コンバスの弓を置いて、両手で力いっぱい拍手をしていました。 ピアノがとても難しいこの曲が演奏される機会はそれほど多くないでしょうから、 プロでもないのにそれに参加することができたのは、とても幸せな経験だっただろうと思います。 また私もこんな機会でもなかったら聴くこともできなかったでしょうから、子供に感謝です。
終演後は両親はホテルへ、私は子供の部屋へ帰りました。 子供はそのまま打ち上げで、帰宅は恒例の朝の5時^^; しかも3時間ほど寝たあと、1限から授業に出かけていきました。
私は少し洗濯などをした後、両親をホテルに迎えに行きました その日、子供の授業は午前中だけだったのですが、午後は少し寝たいと言っていたので、 私と両親は1日観光することにしていたのです。 …といっても父もそんな状態だったので、あれこれ考えていたプランは大幅に変更し 夕方までかけてゆっくりと高台寺から二年坂、産寧坂をまわり、最後に青蓮院で終わりにしました。
<高台寺の臥龍廊> これを登った先にある霊屋の地下に豊臣秀吉の正妻ねねが葬られているそうです。
そしてそろそろ起きたかな…と3人で子供の部屋へ 子供は授業のあとは部室に行っていたそうで、結局寝れなかったそうですが しばらくそこでおしゃべりなどした後、両親をホテルへ送って行きがてら夕食にしました。
<ホテルの部屋からの夜景> とっても眺めの良いお部屋でした。
3日目は子供も休みだったので4人で平安神宮へ。 神苑の花菖蒲を楽しみにしていたのですが、少し時期が遅かったようです。 その後大学構内を案内し、構内のレストランで昼食をとった後、両親は帰路に着きました。 私は子供の買い物などに付き合い、夜遅く千葉に戻ってきました。
あっという間の3日間。 今回は子供のため、というよりは両親のための旅だった気がします。 両親にとって孫はうちの子達だけだし、上の子に会うのは約1年ぶり。 孫が元気に楽しく頑張っている姿を見たり、孫といろいろおしゃべりできたことは 年老いた両親にとっては何より嬉しい事だったようです。 初めは「行くのは無理だ」と言っていた父でしたが、 「やはり行こう」と思い直したのは孫のためでしょうし あんなによろよろ歩いていたのに、 「もっと鍛えなくちゃだめなだ」とか「次の演奏会はいつ?」なんて話してるのを聞くと 今回誘ったことは正解だったかな…と思えました。
内心、今回が両親の最後の演奏会鑑賞、そして私と両親との最後の旅になるのだろう… と思ってはいるのですが 父が元気を取り戻して、また一緒に聴きに行けたらいいな…とも思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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