|
テーマ:大学生母の日記(2892)
カテゴリ:子供
4月から4年になる上の子、卒論のために研究室に入らなくてはなりません。
ところが入りたい研究室は受け入れ定員より希望者が1人多かったために 試験が実施されることになってしまいました。 試験はオケ部の定期演奏会の大阪公演と京都公演の間の日という厳しい日程でした。 さらに京都公演の翌日に「最終調整」が実施されることになり、大学へ出かけて行った子供。 ところが集合時間から1分ほどしか経っていないのに携帯が鳴りました。 「ダメだった…」 面接などではなく、くじびきだったんだそうです。
その研究室はオープンキャンパスで訪ねた時からとても気に入っていたようで 終了時間を過ぎてもなかなか帰ってこずに心配したものでした。 大学受験時、私が合格可能性の高い別の大学にしたらといくら言っても その大学にはそういう研究室がないからと、志望を変えようとしませんでした。 子供にとっては、この大学に入るというよりは、 その研究室に入るのことのほうが目標だったのかもしれません。 それだけにショックはとても大きかったようです。 秋にも改めて訪ねたそうですが、 メンバーもとてもいい人たちだったし、本当にそこに入りたかった… とボロボロ涙をこぼしていました。 ハードな部活を続けながらも頑張ってきた姿を見聞きしてきたので かわいそうでなりませんでした。
夕食は気分転換がてら外でおいしいものでもと誘いましたが、 そんな気分にはなれないとのこと。 それで私はスーパーに買い物に出かけると、子供からメールが来ました。 「明日早めに帰って」 直接は言いにくかったんでしょう。 こんな時そばにいることがかえって子供にとって辛いことなのか… 何もしてやれない自分の無力さを感じました。
上の子の代はたまたま化学系の人気が高いようで 3年になる際の系登録の時も例年より希望人数が多くてハラハラしたものでした。 ついてなかったんですね。 オケに力を入れてきたからダメだったんだ、とは思って欲しくないです。
希望の研究室に入るためにあえて留年する人もいるそうです。 どうしてもそこに入りたいなら、それでもいいんじゃないかとも思いましたが 大学院に行くなら夏には院試になるので、 卒論のためには別の研究室に入って、院試でリトライするつもりだと言っていました。 でもそれだって簡単なことではありません。
もちろんやりたいことがあるのならそれを目指して頑張って欲しいと思っています。 でももし頑張ってもダメだった時は、 別の道へと見えない力に導かれているんじゃないかという思いもあります。 上の子は中1からコントラバスを続けてきましたが これだって、中1の時に希望していたフルートになれずに、たまたま出会ったものでした。 (親バカですが、普段は猫背気味の子なのですが、 コントラバスを弾く姿は、とても堂々としていてかっこ良かったのです。 天職…職業ではないから天楽器(?)だったのではないかと思うくらいでした) そういう出会いだってあるのですから、 入る事になる研究室で思いがけないことや人に出会うかもしれません。
今年もTHE ALFEEが1/31の大阪国際女子マラソンのテーマソングを作ったのですが、 上の子の今に重なるような曲でした。 (CD化されていないので、耳コピです。間違っている部分があるかもしれません) (5/25 CDが発売されたので、歌詞を訂正しました)
「風の翼」 作詞:高見沢俊彦
夢が破れたあの日は これで終わりと感じた 言葉に出来ない悔しさ 孤独の迷路の中で 立ち上がる気力も消えて 暗闇抜け出せないまま 遠い光さえ見失い 時間だけが過ぎていった そんな自分に問いかけた このままで終われるのか? 素直に叫んでみた
涙と怒りを心の糧にして 1秒先の未来 その壁を乗り越えてみよう
鏡の中の自分が やけに弱気に見えるよ 瞳を閉じて思い出せ あの日のあの約束を 向かい風に遮られて ぬかるみに足をとられて これ以上前に進めない 苦しさを忘れないで
そんな自分に問いかけた 振り向かず走れるのか? 時間を味方にして
理想と希望を心に掲げて 1秒先の未来 その夢を目指してみよう
生きている限り時間は いつも追いかけてくるけど 周りに惑わされないで 自分であればいい
風の翼広げて まだ見ぬ大空へ 自由を求めてそこから 飛び立てばいい
風の翼に乗って 白い雲を追い駆ける 自由な鳥のように もう一度Fly Away
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[子供] カテゴリの最新記事
|