ヒモいらず　亭主いらず

「おやじ～っ！」 

ドス！

バキッ！

ドタン！

ガラガラガ～

向田邦子脚本　

寺内貫太郎一家である。

小学校の時　大好きだったテレビ番組

今朝　息子の手紙を見直し

毎週月曜日に提出の漢字テキストが

ＧＷから進んでいないし

提出しされていないことが発覚！

「怠けるのいい加減にしろ！」

「……」

「小学校の時から考えると

何も勉強していないじゃないか！

次男（小4）の方が

よっぽども勉強時間が長い」

長男　和室に行って

ガスっ！

ガシャン！

何やら八つ当たりしている模様！

当然　怒るに行く

貫太郎になって

ここ４０年ほど女をやっています。

子供を３人程度もうけてもいます。

しかし

この怒り具合は誰も止められない

この喧嘩の惨状を

麗しの母４０才と

（現物知っていても静かにするように）

幼顔の小柄な中学生が

やったとは思えないだろう

西城秀樹の様にやられた長男

貫太郎なみに肩で息する私

当然ながら「いってきます」を言わず

ハンベソで登校する長男

送り出さない私

夕方　長男が帰宅する

いつもと変わらぬ調子で

「今日の夕飯なに？」

「八宝菜と餃子・新じゃがのバター醤油

かぼちゃの煮付け・レタスのサラダと味噌汁」

「朝は、ごめんなさい！」でもなければ

怒って口をきかないわけじゃない。

これが家の日常