ヒモいらず　亭主いらず

「最近　そっけないね」

「・・・そう？」

髪を直すために座った鏡の中で

視線が絡む

「帰るの早くなったし・・・・」

恨みがましい目！どんな男でも

その恨みがましい湿っぽい目がイヤなのよ！

「忙しいのよ」

後ろ髪を引く未練がましい目線を

鏡の中で感じて目を反らす

「もう　あなたじゃ物足りないのよ

私を満たすこと出来ないじゃない！

あなたと居ることに堪えられない！」

その弱気な視線が私の癇に障り

口を付いて出そうになる。

ベッドに戻り横に腰かける。

疲れた　その背を撫でる。

「嫌いになったわけじゃないんだけど・・・」

私の指を感じ

その背はしなやかに反る。

そっと頬ずりをしてみた。

「でも　まんざらでもなかったかな」

付き合い始めは　あなたはステキだった。

やさしくて包んでくれるような感じで

その優しさは　今も変わらない。

でも　ダメなの！あなたじゃ物足りない！

寒かったんだよぉ

実は　種２と同衾を強いられ

使っていた羽毛布団がイヤでイヤで！

キショいので得意の手洗いでガンガン洗ったら

破けやがった。

（本当はやっちゃダメだけど

うま蔵は　羽毛を洗濯機でガンガン洗っていました。

都合16年の品ですが皮が劣化したものと考えられる

うま蔵の剛腕手洗いも後押し！）

捨てようと思ったら婆蔵さんが

ツギハギを当てる！　

ｆ－－；　昭和一桁って・・・

我慢して１シーズンを過ごす

そんで楽天ポイントをコツコツ貯めて

やっと買えるまでに貯まるが

ほしかった品は在庫がなくなり入荷を待てずに

１ランク下の品を購入し

やっと手に入った次第です。

さぁ気持ち良かったガーゼ蒲団は

夏までクローゼットへ　しまって

今夜から　新しいお布団で温かな夜です♪