ヒモいらず　亭主いらず

ずっと考えていたことがあった。

その想いは消えることなく

行く度も口をついて出ようとする。

しかし「気兼ね」が邪魔をする。

ここ何十年と思っていた事

先日　伯父が他界して

その折　懐かしむ瞳で私を見る人

婆蔵さんがしきりと彼女のことを気にかける。

彼女は　なぜか

幼かった私の記憶に鮮明な人

彼女は　子供目線に腰を落とし包み込むように

私に話しかける。

初めて会った人なのに・・・

ハンカチを３枚と

誕生日ケーキサイズのペコちゃんの

ひな祭りのケーキを買ってくれた。

伯父の仕事に付き合った時だった。

作りかけの家にシャンデリアがついて

埃っぽい部屋に陳腐な状態

その家の隅にケーキを持って

何度も袋からハンカチを出しながら

伯父を待った黄昏時の記憶

「明日　あの人が来るんだけど・・・」

婆蔵さんの言葉尻が重く感じ

何か違う意図を感じた。

「この前　葬儀の時に挨拶しましたよ

『幼稚園の頃　ハンカチを買ってくれたの

憶えています。すごく嬉しかったです。

ありがとうございました。』って

明日は仕事なので法事の参加が出来ません。」

少し間を置き

「あの人が　あなたの伯母さんだよ」

言葉が淀む　でも今しかない。

育ての母の婆蔵さんも　そのつもりで

言葉をかけてきたんだから

「ねぇ　もう誰が先立ってもおかしくない

年齢になったし　私　産んだ母親に

会ってみたいのだけどいいかなぁ？」

「いいさぁ　もう６０になったかなぁ？

横浜にいるみたいだよ」

長であった伯父の死で

誰もが自分の死を自覚させられた。

婆蔵さんも私も・・・

今まで人生の節目で

胸をよぎっていた想いを

初めて婆蔵さんに言ってみた。

法事でお目にかかることはできなかったけど

婆蔵さんの心残りも溶き

私は産んだ母親に会える機会を手にした。

娘の誕生日を間違える婆蔵さんながら

粋な計らいを頂きました。

ありがとう　お母さん

おまけ

金曜日のお手紙に

見れなかった娘の発表の様子が

写真になっていました♪

娘の晴れ姿 posted by (C)丙谷　うま蔵

校内テレビ放送だったらしい

しかし悪夢の様な私の

フォークダンスの写真まで

載っていやがった。｜｜。－；）

さぁ！笑え！

42歳のマイムマイム♪ posted by (C)丙谷　うま蔵

仕事の合間に見に行ったのでスーツ姿　ｆ－－；

あのカレーおでんの出汁が

カレーラーメンのスープになりましました。

まだ再生利用の価値があるので

明日もリフォーム食にしてやろうと思います。

カレーおでんが・・・ posted by (C)丙谷　うま蔵

一人分　玉面４０円で出来上がり

牛すじや練り製品からの出汁が出て

良い味です♪