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カテゴリ:タコ サラリーマン期
「君なんかクビだ!」
200人くらいはいる大部屋で、直属の上司である田崎部長に大声で言われた。担当の香港の代理店立て直しのプロジェクトを部長から命じられていたが、期限までにやっていなかった。建設機械メーカーの海外営業部に属していた時のことだった。同じフロアーには、業務部に当時付き合っていた亜由美もいたが、もしかしたら聞こえたのではないかと本当に血が頭に上ってしまった。しかし、悪いのは自分だから謝るしかなかった。 因みにこの田崎部長、後に社長、そして会長職にまで上りつめた人だった。今では、あの部長に怒られたことが変な意味で勲章になっている。 私は、それから一心になってプロジェクトをまとめ、香港に出張して業務をこなした。帰国後の部内報告会で田崎部長から、「タコ君、やればできるじゃないか。」と言われたことがどんなに嬉しかったことか。クビにならずに済んだと。 「タコさん、フィリピンではどんなに下のレベルの人でも、人前で叱ったりしては絶対にダメですよ。すごくプライドが高くて面子を気にする人が多いですから。叱るなら、誰もいないところでしてください。」 フィリピンビジネスを始めた頃、この国の日本人の先輩から言われた。 私は昔から、叱られるのは得意だが叱るのは苦手な性格であるから、そのようなことは絶対にしないとは思ったが心に止めた。なんでも、人前で叱られてそれを逆恨みされ、あとで刃物で刺されたりした外国人がいるとか。 私は、オランダ系の連れ合いから、今でも1週間に4回くらいは叱られているので、これからもそういう流れに沿って生きていきたいと思っていて、フィリピンでもこの国の人々とは、できるだけハッピーにやっていけたらと願っている。 毎回、果敢にこの緑の箱をクリックよろしくお願いいたします。 タコ社長の本業・オーストラリア留学 タコのツイッター Twitterブログパーツ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年07月12日 00時23分37秒
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