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テーマ:海外生活(7773)
カテゴリ:タコ サラリーマン期
「オーストラリアにもエンコがあるんですよね。」
フィリピンセブでTARGET Global English Academyという英語学校をやっていて、そこにいらしたオーストラリアに興味のあるという学生さんに訊かれた。 「縁故ですか?」 いや、オーストラリアの仕事も縁故で決まることも結構あると思うのだが。しかし、どうも初めて会う人にいきなり訊くことでもないだろう。話がかみ合わない。 実は、塩湖のことだった。車のエンコとかの話に振らないでよかった。 「君、縁故?」 昭和51年7月1日、3か月の研修後、私は建設機械メーカーの運輸部船積み二課に配属となった。文系同期28人の中で本社配属になったのは私だけだった。 船積み二課長の江口課長とトイレが一緒になった際、隣の私をのぞき込むように課長が訊いたのだ。そんなことを訊く場所じゃないだろう、などと思ったりもしたが。エンコじゃないよ、チ○コだよ、なんて冗談も言えるほどサラリーマンずれもしていなかった頃の話だ。 「うちさ、女子社員はほとんど縁故だし、君、たいして仕事もできそうもないのでさ、、、」こういうことを、新入社員の部下にいつもトイレで訊いているのだろうか、この江口課長。 年が結構いっていて、萬年課長のような人だったが、こんなことで憂さ晴らしをしてもらってもこちらの身が縮むだけだ。 二年後、私は海外営業第三部インド大洋州課に転属になった。 「こいつ、あんまり仕事できないけどよろしくお願いします。」 営業第三部副部長に一緒に行って江口課長、そう挨拶した。シツコイ課長だ。 それから数か月して、江口課長、どこかの会社に出向になったと知った。気が付いたらいなくなっていたという感じだった。だから、もうトイレで会うこともなくなって安心してりようできるようになった。 そして6年半後、私もこの会社を自主退社してオーストラリア移住を目指して日本語教師になる勉強を始めた。 毎回、果敢にこの緑の箱をクリックよろしくお願いいたします。 タコ社長の本業・オーストラリア留学 タコのツイッター Twitterブログパーツ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年08月16日 09時35分31秒
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