ツボ療法を習ってもうすぐ3ヶ月。結局のところ、手のツボ療法を習ったのは3分の1くらい。そのほかは、漢方薬の話とか、民間療法の話とか、そして毎週の購入品・・。生徒もかなりの不信感。そして最後にやって来た大きな買い物はプハン。
これから最後の週まではこれを習うらしい。もうすでに手のツボからかなり離れてます・・。この器具のセットがなんと5万ウォン(5千円くらい)。これにはさすがに買います、と素直に言えず、オッパに相談することに。オッパは最初の授業を見て出来そうならインターネットで買えば?と言うのでそうすることに。実際、インターネットで購入すれば2万ウォン台のものたくさんある。先生また儲けようとしてます・・。
そんなこんなで、今日は初授業。今日は道具のない私とオンニは見学。来週は必ず持ってくるようにとのことだけれど、とりあえず見てからにしようとオンニと見学兼他の人のお手伝い・・。すごかった。まずは背骨沿いにカップをつけて1分。カップの中は真空になるので皮膚が盛り上がってあっという間に紫に・・。良い所はピンク色、気の無いところはカップがなかなか吸い付かず、白色に。とても悪いところはどす黒いあざになる。1分経ったらはずして今度はカップとカップの間を埋める。この基本で、背骨の曲がり具合や、背骨と内臓の悪い位置が大体判断できる。さらに1分経ったら今度は背骨の両脇につけて行き、これも1分経ったらカップとカップの間を埋めてもう1度やる。そして終わったところで、最終的にどこが悪いかを判断し、悪いところの周囲にもう一度。そうすると、悪いところはどす黒くなって硬くなる。それぞれのカップの部分を今度はつまんで悪い血を抜く器具(ペンの形でノック部分を押すと針が出る)で、1箇所当たり20回ほどつつく。でも、つめでつまんでるせいか、硬いせいかそんなに痛くは無いみたい。とはいってもこれからが手術室のような大出血の場になるのだけれど・・。カップにティッシュを詰めて血の出始めたところにかぶせて、真空に。すると当然のごとく、血があふれ出す。それを10箇所くらいやる。取るときは血が流れないように細心の注意を払い、ビニール手袋をして、取って行く。血はほとんどがどろどろに固まっていて、多いところだと大さじ1杯くらい出てる。それをティッシュで拭いていくのだけれど、まるで手術室。ティッシュが足りなくてトイレに何度も走り、すごい騒ぎだった。1人あたりだいたい3人くらいでやっても、かなりの大仕事。でも、家で出来る処置法なのだからすごい。こんな道具が簡単に買える韓国って・・。
結局オンニと相談して、他の人も合わせて3人で一緒に直接販売してるところで購入することに。オンニがまとめて買って安くしてもらうと言うので、頼んだら、交渉して3万になったらしい。来週は私もあの血にまみれた人達の仲間になるんだと思うと、ちょっとドキドキする。