クライストチャーチで地震があってから5日。ほぼ一日中ニュースにクライストチャーチが映っていた火曜日から、今はだいぶニュースの時間も減って取材陣も戻ってきているようだけれど、日本のニュースはまだまだ行方不明者のニュースばかり。
7月にクライストチャーチに遊びに行った私たちにとって、目に入る映像がショックで信じられないものばかり。9月の地震ではステンドグラスにひびがはいるくらいですんでいた聖堂もほぼ崩壊。道路も良く通った道沿いのお店も、別の場所のように変わってしまって・・。10年近く前、クライストチャーチに10ヶ月住んでた私にとっては、初めての海外生活の地で思い出の場所。2日間連絡の取れなかった友人とは連絡がついて、一安心したものの、聖堂で知り合ったたくさんの人たちや、学校の先生、みんなどうしてるかと思うと、気が晴れない。しかも日本人の留学生がたくさん犠牲になったのを聞いて、さらにショック。連絡がついた友人も小さい子供がいるし、足りないものはないだろうかとか、近くにいる気がするのに何もできない自分がもどかしい。
オーストラリアの別の場所で何か起こっても、自分の住んでいるところに直接かかわりがない限り、危機感や不安を感じたりはしないけれど、自分の記憶の中の大切な場所にこういうことが起きると自分もその中にいるのと同じくらい辛くなる。阪神大震災のことなんかが重なるから余計そう感じるのかもしれないけれど・・。まだまだ行方不明者の捜索も続いていて、1人でも生存者がいてくれればと祈るばかり。そして、日々増える死者の数・・。亡くなった方々のご冥福をお祈りします。
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