つれづれなるままに

　日曜日に幼稚園に行きたくて「しぇんしぇい、しぇんしぇい(たぶん先生?)」と言って幼稚

園に持って行く物をいろいろ触っていたノンだったが、その日の昼くらいから、なんだか様子

がおかしい。いつもに比べて聞き分けはいいし、お利口だし…。おかしい…と思って熱を測っ

たら、３７℃ちょっと。やっぱり!!やんちゃなノンじゃないはずだ。

　お昼のそばは食べたもののなんだかぐったりしてきた。夜にダンナが帰ってきてだいたいの

様子を話し、「明日は幼稚園行けないね」という結論に達した。しかし、ノンはといえば行く

気満々。どうしよう…。

　夜中、寝たはずのノンが咳き込みだした。そしてミルクをもどした。顔が真っ赤で眠いのと

具合が悪いのとで、ぐすぐす言っている。ダンナはサッカーの審判疲れで意識が朦朧としなが

ら、「ノンちゃん、ノンちゃん」と言っていた。熱は３８℃近く。まずい、上がってきた。

　朝は、普通に起き出してきたが、ダンナの弁当を作っている私から離れない。「ちゃーちゃ

ん、ちゃーちゃん」と言ってくる。少し困るけどうれしい。

　なるべく幼稚園のことは思い出さないように、幼稚園の話題には触れないようにした。とに

かく今日は病院に連れて行かねば。

　１０時に予約をとって、佐世保中央病院に行った。

　とてもきれいで清潔なんだけど、初診料として４０００円もとられた。つらいぜ。

　優しそうな看護師さんにこれまた優しそうなお医者さんだった。小児科らしくアンパンマン

だらけでノンは大喜びだった。

　だいたいの症状を説明して診察に入った。聴診器を当てられても騒ぐことなく大人しくし

ていた。珍しい…。喉を診るときもいつも大泣きするのに「お口あーん」と言われたら素直に

口を開けて泣かなかった。

　風邪だろうということで薬をもらった。

　その後、ノンはとてもご機嫌で鼻歌を歌ったり、一人でおしゃべりをしたりしていた。が家

に帰って熱を測ると３８℃越えている。げげげ。ご機嫌は熱のせいでハイテンションだったん

だ。慌てて薬を飲ませて昼寝させた。