つれづれなるままに

　幼稚園でノンが待ちに待った１月生まれのお誕生会があった。

ノンの幼稚園ではその月のお誕生さんが『○○○(名前)です。○歳になりました。大きくなっ

たら○○になりたいと思います。』というふうにみんなの前で挨拶をしなくてはいけない。

　去年のノンは“ホラーマン”と言った(笑)

理由は“みんなと一緒はいやだから”

　今年はプリキュアだとかケーキ屋さんだとか、いろいろ練習の度にかわっていたのが、最終

的には“ヤッターマン”に落ち着いた。

『ヤッターマンはまだ誰も言ってないとよ』

とノン。

人と同じは嫌なんて、君はどこまで私に似るんだ。

　お誕生さんの挨拶の後は、親が自分の子どもにメッセージを読まなくてはいけない。

これもいろいろいて『将来はオリンピックに出てね』とスケールの大きい内容もあれば、『お

父さんと別れてから寂しい生活が続きますが…』なんて、ここで言わなくてもいいだろ？みた

いなことを言うお母さんもいる。

私はノンがわかるような言葉で簡単に言った。

そのときのノンの表情。

とても恥ずかしそうにしていて、もぞもぞしている。

その行動がおかしくて思わず挨拶の途中で吹き出してしまった。

　しかし幼稚園から帰ってきて、私が言ったことをほぼ覚えていた。

恐るべし４歳だ。

　その後のお遊戯も歌も全力投球だったノン。

来年は何になりたくなっているのかな。