つれづれなるままに

　一昨日、また長崎の叔母から実家に電話があったらしい。

おばあちゃんが転院したが、食事も受け付けず、治療もできないらしい。

『まだ意識があるうちに会ってたほうがいいかなと思って…』

と母は言われたらしく、今日ノンとゲンもつれてお見舞いに行ってきた。

　ノンはおばあちゃんに会うのは２回目、ゲンは初めて。

でも子ども時代に戻ってしまっているおばあちゃんには何にも響かない。

たくさんの管につながれ、手足はパンパンに腫れ上がっていて、言葉も何を言っているのかわ

からない。



　しばらくいて、母とちょっと悲しい気持ちで病院を後にした。

たぶんしっかりしていたら、ノンとゲンの誕生を本当に喜んでくれてただろうに…。


　ノンが

『ちゃーちゃんのおばあちゃんにまた会えるかなあ？』

と言った。

ちょっと答えに詰まった。

　会いたいね…。また。