つれづれなるままに

　ただいま、高校受験の真っ最中で、私たちも生徒の引率で朝早くから大忙し。

将来がかかっているもんだから、こっちもなにかと気ぜわしい。



　昨日も高校に行って生徒を待っていると、

後ろからなつかしい聞き覚えのある声で呼ばれた。

振り向いてみると、十年前の教え子だった。

中学校の先生をしてて、中学生を引率して来ていた。



　彼女というと…。

成績は常に学年トップだったが、控えめで、

『わたし、目立つのいやなんです…。』

と泣きそうな声して言っていたのに、

今ではばりばり生徒を指導していた。



　おとなしかった彼女がまさか学校の先生を目指していたとは。

『まだ臨時採用だけど、絶対正式採用になります』

と言っていた。
　

　がんばれ!!アイちゃん。