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タイトル作の「返事はいらない」はよく考えられた、十分な調査のうえでのコンピュータ犯罪を扱っていますが、それよりも個人的には「そんな無茶な…」的結末を迎える「言わずにおいて」が一番楽しかったですね。どんでん返し系のストーリー展開は思わず結末を書いてしまいたくなる程です(笑) 「聞こえていますか」と言う作品はなんだか村上春樹さんの作品を感じさせるような複雑な結末、少し不思議な感覚を味わえます。一方でその次の「裏切らないで」は宮部さんらしい作品です。女性作家さんだからでしょうか、女性や子供(もしくは青年)が犯罪に巻き込まれる作品が多く、そのあたりが新鮮に感じます。 短編とはいえ、どれも長編並みの面白さです。それだったら、大変な体力を要する宮部さんの長編を読まなくてもよいのでは?(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 27, 2011 07:31:23 PM
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