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カテゴリ:大阪
いつものように解答を求めてはいけない村上春樹さんの作品集、複数の短編小説をまとめただけなので買う前に読んでいる短編が無いか確認しておく必要があります。最近思う事、どうして日本の純文学ってエロ小説に近い文章になるのでしょうか。海外の作品ではそんなに見かけませんが…。 面白かった作品をいくつか上げるのは難しいのですが、まずは「鏡」、軽い怪談ですが少し趣向が凝っていてひねくってあります。怖くて困るほどではありません。次に「七番目の男」この作品の主人公に対する精神描写は実に優れているように感じました。 「我らの時代のフォークロア」こいつがちょっとエロ小説、ただし純愛ではあります。実話風に語られる物語が本当に実話なのかどうかはわかりません。しかしありそうな話であり、やはり非現実的にも感じます。私にとって学生時代が遠くなりすぎたせいかもしれません。 「ハンティングナイフ」「氷男」他にも面白い作品は多かったのですが、家内にとっては解答のない小説を読むのが苦痛だったみたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 3, 2011 08:06:10 PM
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