ちゅったんのEnjoy My Life　♪

　　　　自分の番　　いのちのバトン

　　父と母で二人
　　
　　父と母の両親で四人

　　そのまた両親で八人

　　こうして数えてゆくと

　　十代前で千二十四人

　　二十代前ではーーーー？

　　なんと、百万人をこすんです

　　過去無量の　いのちのバトンを　受けついで

　　いま、ここに　　自分の番を生きている

それがあなたのいのちです　それがわたしのいのちです

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　相田　みつお　　　
　
　先日、息子の担任の先生のお父様がお亡くなりになり、先生が１週間ほど
　お休みされていました。

　先生が出て来られ、道徳の時間に「いのちのバトン」という授業を
　して下さったそうです。

　元気だった頃の、お孫さんとの写真を見せ、亡くなる前日、当日などの
　お話をされたとの事でした。

　そして、今、皆が生きているのは、両親、祖父母、またその上の・・と
　子供達には少し難しかったかもしれないけれど、過去にさかのぼって
　考えていってもらったと・・・そして子供達に感想を書いてもらったら
　子供達は小さいながらも心に受け止めていたとの事でした。

　息子は、「もし、誰かが誰かを生まなかったら、誰も、今いなかったんだ　なぁと思いました」とありました。
　本人曰く、色々考えたけれど、上手い言葉が考えられなかったそうです。

　他のお子さんのも色々で、御両親に感謝の言葉だったり、
　人間が沢山つながって生まれてきた事にビックリしていたり、
　命のバトンを僕もつなげたいと書いてあったり・・・

　息子のクラスの子供達は命の大切さを心で感じとってくれたのでは
　ないでしょうか。大好きな先生の悲しさが伝わったのではないかなと
　思いました。

　先日は、小学校で飼っていたウサギを卒業生が盗み、
　サッカーボールの代わりにして、蹴飛ばしていたら死んでしまったと
　いうニュースを見て、胸が締め付けられました。

　そして今日は、幼稚園のお子さんを、同級生の母親が命を奪ったと
　いうニュースが飛び込んできました。やるせない気持ちで一杯です。

　命は一つしかない大切なもの、失ってしまったら戻ってこない。
　なぜ、わからないんだろう。
　なぜ、簡単に奪ってしまうんだろう。
　どうしたら、こういう事がなくなるんだろう。

　今、この世に生を頂いて生きている私達。
　命のバトンをつなげていって欲しい。

　子供達に幸せな世の中でありますように願わずにいられない。