気分が落ちる
骨折して一年経った頃、ボルトを抜けば動きがよくなるのではないか、ということがあったが、手術をした医大でのレントゲンでは「抜いても抜かなくても、動きには関係ない(ところにボルトがある)」ということだったが、「動きがよくなるのではないか」と言ったのが日ごろリハビリで足を触っている理学療法士さんだったので、「CTをとってみよう」ということになった。そして、結果は、「ボルトを入れたところの骨が壊死していて、ボルトが落ちてしまって、足首を動かすと当たる」だった。日ごろリハビリで足首を触って動かしている理学療法士さんの「なにかひっかかる」は、それだった。レントゲンでは映らないけれど、CT画像では、骨の形にはなっていなかった。カテーテル手術を2回しても治まっていない不整脈というマイナスポイントがある中で、ボルトを抜くのは現実的ではない、ということだった。加えて、そのリスクがあって、ボルトを抜いても、動きがよくなるという保証はない、ということだった。もし、するとしたら、プレートやボルトをすべて取って人工関節を入れる、だ。どちらにせよ、不整脈が収まらないことにはどうにもならない。ゴールが見えない日々は、まだまだ続く。