お詫びの電話
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■自慢できたものじゃないが、小学校生活での3兄弟の悪行三昧により、その保護者や学校に対してお詫びをするという行為もベテランの域に達してきた。今日の事件は三男坊。なんでも、教室の落し物を拾って、持ち主が主張してるにも関わらず勝手に別の人にあげてしまったり、断りも無く人の机を覗いて、いじってしまったりということだった。詳細が判明したのは、やられた子供が傷つき、その母親に伝えたことからである。似た経験をしている子が他にも何人かいた。そこで、先生はわたしに電話連絡をしてきたのである。ありがたいことに、この先生。前評判としては、決して良いものではなかったけど、なぜかとても三男のことをかわいがってくれている。三男だけが、このクラスで「ちゃん付け」で呼ばれてるらしい。そのこと、先生もどうやら自覚しているらしく、以前個人面談の時に「もっとわたしがビシ!!とした方がいいのですよね」なんてことをおっしゃった。三男の性格は・・・というと、典型的な三男そのもの。好きなことには猪突猛進、興味ないことには知らん顔、時々はまったことがあると夢中になり(それもどうーでもよいこと)周囲に注意が及ばない。集中力散漫、でも主張は強い(たいした主張ではない)、声がでかい、乱暴者などなど。しかしなぜか、友達多し。遊び仲間に事欠かない。先生曰く、「確かに普段の生活はひどいです。片付けできない。ロッカーには給食袋(毎日持っていくナプキンやマスクが入ってるやつ)が1週間分たまってて、1シーズン前のトレーナーやら腐ったような靴下が入ってます。彼付きの女の子がふたりいます(お世話係りらしい)」と(淡々と先生はおっしゃった)「ただね、逃げ口上と口がうまいんです。そして、あの笑顔。だまされますねー。」(おいおい、だまされんな)「1年2年を受け持った先生にも聞きましたが、やはり同じような事言ってましたね~。彼がいるとほんとうるさいですが、いないと落ち着かないんです。クラスのみんなもそう思ってます。」と。ほとんど慰めに近い。なんだかね~~~。この三男は。要するに、うるさくてきちゃない!!につきる。で、その後被害を受けた子の家に電話した。丁重にお詫びした。いろいろ言ったけど、特に「良いこと悪いことの判断を、ひとつひとつ丁寧に教えていきたい」というところは力説した。事実だったし。こういうときは、全てをさらけ出すことにしてる。子育て方針、目指すこと、どういう子にしていきたいか・・・など。悩みのうちなども含めて。そんな話をしてるうちに、結構良い関係を築いて、その後の付き合いにも及んでくる。やはり、母同士のつながりってのもかなり大事だ。双方の家にも行き来することはよくあるわけで、その時にその子の母親と面識や付き合いがあるかどうかで、いろんな影響があったりする。ささいなことだけど、出てくるお菓子の質が違う。(細かいよね)また、土日などのお誘いで「子供連れて映画見に行くんだけど、tomomamaんちの三男も一緒にどう?夕方には帰すからね」みたいな声がかかる。わたし自身の考えは常にいろんな保護者に意志表明してる。それが今のところ功を奏してる。(奏さない場合は、付き合いがないから気づかずに終わってる場合も・・・・・・はは、楽天家です)三男に限らず、上のツインズが何かやらかしたとする。すると、関係者の母たちは皆、すぐに連絡をくれる。これが、とっても大事。対応はすぐに。トラブルはこれが鉄則。日が経ってしまうと、意識がうすれるから。ま、こんなことに縁もゆかりもないのがほんとは一番なんだけどね。なにかと手のかかる子たちだから、しばらくはお詫びし続けるんだろうな~。疲れるけど、そんな経験をいっぱいしてって善悪判断の基準を見つけていって欲しいな~。+ le ciel vert +