シングルな子育て♪

もう　９時半を過ぎているのに　珍しくまだ寝ている　たくちんです。

この隙に　どんどん日記を更新して行きたいと思います(´艸｀)ﾑﾌﾟﾌﾟ　


さて　続きですが
一緒に仕事をしていた　相方の女性Ｍさんの　お話です。

Ｍさんは６５歳　どうやら噂によると　独身のようです。
でも　立派に成人している　お子さんが３人　いらっしゃいます。
長女、次女、長男がいるようです。

何故独身なのか。。。
ご主人とは　死別なのか　離婚したのか・・・・
そこまでは聞けませんでした。


Ｍさんは　とても料理が得意な様で　色んな料理を教えてくれました。
お子さんが　小さい時は　パンやケーキを焼いたりして　とても喜ばれたそうです。
Ｍさんは　聞いてる限り　とてもお子さんを愛していて　ほのぼのと子育てをまっとうしてきた様な方でした。

娘さんたちとは　現在でも　それはもう　仲良くしているようで　旅行に誘われたり食事に誘われたり　生活費も仕送りしてくれてるような　親孝行な　お子さんたちで　娘さんたちの旦那さんたちもとても親切にしてもらっているようで　幸せそうでした。


相変わらず　仕事中にＭさんと　おしゃべりをしていた時のことです。（本来仕事中の私語は厳禁です(-∀-;) ）

Ｍさんは　「わたしね　本当は子供を４人産んだのよ。」
と言いました。

お子さんは３人と聞いていた　わたしはすぐにお子さんを一人何らかの事情で亡くされたのかもと感じました。

「長女を産んで一年後にね　すぐ男の子を妊娠したの　女の子が生まれたあとの男の子だったから　嬉しかったわぁ」
とＭさんは　続けました。


わたしは
「そうですよね　わたしも息子が産まれたから　女の子が欲しいな　と思いますよ。」
と応えました。


「妊娠生活も順調だったのよ。　お腹の中でも元気に動いていたわ」
Ｍさんは　にこにこしながら話していました。

「先に産まれたのが女の子だったからね　少し男の子用の肌着何かも用意したりしててね・・
」

「予定日より少し早くて１ヶ月程度早く産まれたの。」

「ちゃ～んと産声もあげて男の子らしく元気だったわぁ」

わたしは　黙ったままＭさんの話を聞いていました。


「その子を出産したあと無事に産まれたんだとホッとしてね　数時間後に食事を取っていたのよ」

「そしたらね　看護婦さんが　あわただしく部屋に入って来たの。」

「息子さんが　様子がおかしいって・・・・・」

「息子は　亡くなったの　この世に元気に産まれてきて　３時間後に・・・」

「原因は何だったのかしらね・・・当時は３０年以上も前の話だし理由は分からなかったわ・・・今だったら　きっと何故死んだのか分かるんでしょうね・・・」

Ｍさんは　少し悲しそうな顔をして話していました。

そう今なら　染色体を調べたりして　死亡原因が分かるはず・・・
自分の子供が　何故亡くなったのか。
理由も分からないんでは　到底納得もいなかい筈でしょう。。。

その日は　土曜日の昼時で　わたし達の居る特設コーナーは正面玄関の入り口のそばなので　沢山のお客様達が行き交っていました。


でも　その中で　わたしはボロボロと泣いていました。
目の前を　通り過ぎるお客さんたちが　チラチラと私たちを見ていましたが　わたしは涙を止める事ができませんでした。


同じ子を持つ母として　やっと産まれてきてくれた我が子を失った悲しみを想像すると　どうにも胸が詰まり涙があふれてしまいます。

Ｍさんは　やさいい笑顔を作りながら　話を続けていました。

「あんなことってあるのねぇ。。。。でも何年も経ってから子供を失う事になるよりはマシだったのかしら？　だって子供って０歳より１歳　１歳の時より２歳の時の方が可愛いしね。」

「愛情も子供の成長と共にどんどん育っていくものよね。大きくなると生意気だな～～なんて思えてしまう事も勿論あるけどねぇ～～」

Ｍさんは　笑っていました。


「子供って兄弟がいると一番最初の子の方が得だって言わない？一番初めに生まれたから一番可愛いとかね　でも　わたしは違うと思うの。」

Ｍさんは　話を続けます。

「最初の子供は　親も初めて親になるわけだから　分からない事だらけで子育てに戸惑ってしまうし　うまく対応出来ないことも沢山あるでしょう。」

「だから１人目より２人目　２人目より３人目の方がうまく育てられると思うのよ。」

「４人子供がいたら　４人目の子供をとても理解してあげれたかもしれないし　子育てに余裕を持って接して居られたと思うなあ・・・勿論色んな性格の子が産まれてくるんだから親とは合わない子がいるかもしれないけどね(^ー^* )ﾌﾌ♪」

Ｍさんは笑っていました。


Ｍさんの言うとおりだなあ　と思いました。


子供は　授かりもの。
欲しくても　授かれない方たちも　沢山いらっしゃいます。

授かれたとしても　元気に育ってくれる保障は　どこにも無いのです。


よりいっそう可愛い我が子を大事に育てていこうと思えました。