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カテゴリ:翻訳裁判所
トラドキスタン警察は翻訳裁判所の決定を待っていた。 日本国の中越事件で、なぜか一人ソフトの改竄を免れた梨畑美樹。その梨畑が今、トラドキスタン警察のいちばんの標的になっていた。本人は薬草の専門家を名乗り、ホームページなどに自ら訳した文を掲載していた。その訳文たるや、とても日本語といえる代物ではなく、西ハワイ語にすらなっていない。 このまま放置していては、日本国在住のトラドキスタン人にも大きな被害が及ぶ。 警察としては検挙して翻訳病院にぶちこみたいが、日本国の領土でトラドキスタンの警察が動くわけにはいかない。 梨畑がトラドキスタンの領土に自らの訳文をもちこまないかぎり、警察は動けない。それも単にもちこんだだけでは、せいぜい現物を押収して、国外退去を命じることくらいしかできない。 何か方法はあるか。梨畑は月に一度ほどヤポニアに通っている。 日本国からヤポニアまでは、トラドキスタン航空で将来の首都スバーハワダルマヤ経由で行くしかない。 上空では、飛行機が属する国の法律が適用されるという国際法上の取り決めがある。 ←ランキングに登録しています。クリック、よろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.07 10:08:40
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