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カテゴリ:バリュー投資
PERを「株を買った資金の回収率・回転率」との関係で考えてみます。
1株利益が10円のA社とB社があり、A社の株価が100円、B社が200円だったとします。 A社PER=100÷10=10(倍) B社PER=200÷10=20(倍) となり、A社のほうが割安(=魅力的)ということになります。 A社のPER10倍というのは益回り10%であり、A社株を買うのに払った100円が、1年当たり10円の利益を出すことを意味します。 つまり株価100円の回収率10%、10年で1回転ということになります。 これに対しB社の回収率は5%であり、20年で1回転となります。 同じ投資資金を回収するのに10年かかるのと20年かかるのでは、10年のほうがイイに決まってますので、PER10倍のA社が魅力的ということになります。 ただ実際にはこんな単純な話ではありません。なぜなら 1.利益は配当として支払われる分以外は、株主の手元に入ってくるわけではなく、原則として会社に蓄積される。 2.上記の回収率・回転率の計算は毎年利益が一定であることが前提であり、利益が増減する実際の会社にそのままあてはめることは不可能。 だからであり、この2点をさらに考慮する必要がありそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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