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カテゴリ:バリュー投資
PER投資、PBR投資に続き、バリュー投資の本質ともいえる「資産バリュー投資」を取り上げます。
以前PBRのところで、株式や土地などの資産について実際の価値と帳簿上の価値が違うケースがあるということに触れましたが、これらの資産の実際の価値に比較して割安な株式に投資するというのが資産バリュー投資です。 また、帳簿上の価値と実際の価値はほとんどイコールですが、現預金も資産バリュー投資の対象になります。 資産バリューを分類すると以下のようになります。 1.現預金や有価証券(流動資産) 例えば、「現預金+有価証券ー負債>時価総額」というケースでは、会社を丸ごと買ってしまえばそれ以上の現金が手に入ってしまうので割安ということになります。 2.株式 以前紹介した角山さんの著書に掲載されている豊田自動織機(トヨタグループ株を保有)や京成電鉄(オリエンタルランドを保有)が典型です。フジテレビジョンを保有するニッポン放送もこの部類に属すると思われます。 3.土地 以前安い価格で取得した土地を当時の価格のままで評価している場合、実際の価値は帳簿上の価値の数倍、数十倍ということもありえます。そのような会社の株は割安といえるのですが、その土地を活用・売却できる可能性にも注意を払うべきだと思います。 私は現預金に注目してテノックス(1905)と不二電機工業(6654)を、また現預金と土地に注目してサンテック(1960)を保有していますが、株式全体の5%程度に過ぎません。 今はバリュー株も上がっているので急いで買うつもりはありませんが、株式全体の10%程度までウエイトを上げたいと考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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