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カテゴリ:レッスン風景
うちの教室へ通ってくる生徒さんは 華奢な子から しっかりした体格の子、 幼稚園児から 年配の方まで 実に 様々なのですが 体格・筋力・柔軟性の違いは 演奏に ストレートに出てきます。 20代の社会人の方(男性)は、fの音を出そうとする時 力任せに、筋肉フル稼働といった感じで ガンガン 弾いてくれます。 というか、叩いている。 …そんなに無駄に体力使わなくても ちゃんと鳴るのになあ・・・ 逆に まだ 身体が小さいお子さんが 力任せに ピアノの鍵盤を叩いても よく響く、美しいf(フォルテ)の音は響きません。 小学1年生の Lくん、 fで、しかもアクセントをつけて響かせたいのに 全然 音が響かない。 見ると、腕が固くなった状態で 力が入りっぱなしです。 で、彼に 『ピアノを弾く時には 身体のいろんな部分を使うのだけど 例えば、指だけで弾く/手首から先を使って弾く 以外に どこの部分を使って弾ける? 』 と 聞いてみました。 Lくん「身体全体」 ・・・ うん、それもあるけど PPから いきなり中間をすっとばして ffですか…。 気を取り直して ひじから先 / 腕全体 / 身体全体 …と、 大雑把に分けても 5段階に使い分けられる事を説明。 さしあたり、今必要な音には ひじから先の腕の重さを使えば 十分ですので いらない力を抜き、ひじの関節を柔らかく使って そこから先の腕の重さを 鍵盤に乗せるように 弾いてもらいました。 何度か 挑戦しているうちに コツがつかめてきたらしく 最後には のびのあるfの音が響きましたよ。 皆で拍手。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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