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カテゴリ:レッスン風景
今度 グレード7級を受けるIちゃん、
自由曲の一つに、ヘンデルの『ガボット』を選びました。 しかし、何か違う・・・ アウフタクトに 次の一拍目に向かおうという 勢いがないのです。 ガボットは 2拍子の舞曲で 2拍目の裏で 飛び上がり、1拍目で 着地 という ステップを踏みます。 飛び上がった人間が、空中停止できるわけがないので テンポも 自ずと決まりますし アウフタクトには 次へ向かう勢いがあるのですね。 こういう時は、身体を動かす、身体で覚える。 というわけで Iちゃんに ステップを教えてみましたが、 ガボットのステップは 単純な割に、 曲に合わせるのが難しい(私も初めはよく間違えました)。 昔のダンス教師は、『ポケットバイオリン』という ポケットに入るくらい小さなバイオリンを弾きながら 貴族の子ども達に ダンスのステップを教えたそうですが ピアノでは、弾きながら踊って見せるなんていう 器用なマネは できません。 うーん、身体が二つあったら 片方はピアノを弾き、もう片方で 踊って見せられるのに… しかし、ここであきらめてはいけません。 使えるものは 何でも使う。 この場合、使われちゃった犠牲者は 教室スタッフのCさん。 ダンスをやっているので、こちらにステップを教えてしまえば お手本として、曲に合わせて踊ってもらえるはず~。 というわけで Cさんにステップを教える ↓ 私が ピアノでガボットを弾く ↓ CさんがIちゃんのステップを、合っているかチェック で 乗り切りました。 忙しいのに ありがとうね、Cさん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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