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カテゴリ:レッスン風景
ピアノのペダルについては 以前一度書いていますが(12月14日の日記参照) 音楽教室日記さんの日記にペダルの導入の話がありましたので 今回は、少し違う角度から。 グランドピアノも アップライトピアノも 足元の一番右側には ダンパーペダルがついています。 初級から上級まで、使用頻度ナンバーワンのペダルで たいてい、どこのピアノも このペダルだけは、ペッカペカ。 (残りのペダルは サビで、曇っていたりします) 私が使っているテキスト(ピアノパーティー)では レッスンを始めて半年くらいで、 このダンパーペダルを使う曲がでてきます。 ハ長調の3つの主要和音を 順番に 4オクターブのアルペジオで弾き ハーモニーが変わる時、踏みかえるというものですが 小さいお子さんにとっては、たとえ補助ペダルがあっても ペダルを踏み込むのに力が要り、 ペダルを放す時にも 必要以上に勢いがついてしまい 小柄な Mちゃん(年長さん)だと アルペジオを弾かなくてはならない上半身が ぐらぐら不安定になって、弾きづらそうです。 というわけで 『上半身を前に倒して 勢いをつけて踏む』 ことを避けるため、 上半身を安定させる座り方、足の踏ん張り方から まず教えることに。 〔椅子の高さと位置〕 重心が 全部椅子の方へいってしまわないように 高さを調整し、浅めに腰掛けます。 小さい子は、足の力だけではペダルを踏めないので 体重が足にのりやすいように、少し重心を前に。 おしりと、左足と、右足のかかとで、支えます。 〔ペダルの深さ〕 メーカーによって違いますが ヤマハのピアノだと、ダンパーペダルには 結構「あそび」があります。 つまり、ちょっと踏んだくらいでは効果がないし 一番下まで踏み込まなくても 十分効いている。 どのくらいの深さまで踏めば、響きはじめて どこまでペダルを戻せば、ダンパーが弦に乗るのか 少しずつ踏み込みながら、確かめて覚えます。 最小限の力でペダルが使えれば、勢いはいらないので 身体をゆさぶらずに済みます。 〔タイミング〕 ペダルをかけたり、外したりするタイミングは ひたすら音を聴き続けて 練習。 前の和音の響きが 次の和音の響きにかぶらないように 鳴らした音を 頭からしっぽまで よ~く聴いて。 導入はこんな感じで 完璧は求めず、 『聴くことに集中した!』 という事だけ印象に残れば よしとしています。 来年くらいには、またテキストで ダンパーペダルを使う曲が出てきますので 続きは その時に、みっちりと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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