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カテゴリ:先生の日常
今更ですが、私は大の本好きです。 仕事のため、資料探しと称しつつ 暇があれば図書館へ通い 面白そうな本と見れば ジャンルに関係なく借りて 片端から読みたおしていきます。 その日も、図書館へ出かけていって、 目的の本の貸し出し手続きを済ませ さあ、帰ろうという時になって ふと 目に留まった一冊の本。 『靴・靴下からはじめるオシャレ』 表紙の靴下を履いた猫のイラストにひかれて なんとなく手に取って開いてみると 靴の部位の名前・靴の種類・素材 靴下とのあわせ方…などなどが 写真やイラスト入りで 説明されています。 パラパラ~と見て、棚に返そうとした時 あるページで手が止まりました。 ヨーロッパの、中世の貴族の靴の写真です。 素材はつややかなシルク。 そこにびっしりと、ヒールの部分まで 金糸でレースのような刺繍が施され バックルも ガラスビーズを散りばめた それだけでアクセサリーになる細工。 綺麗… 昔の貴族は、こんな靴を履いて 舞踏会で メヌエットやらガヴォットやらを 踊っていたのねー、としみじみ見入ってしまいました。 これじゃあ、スニーカーのように どたばたジャンプなんて、できない。 歩き方も 変わるだろうなあ… で 貸し出しカウンターに戻って、借りてまいりました。 バロックを弾いている生徒さんに見せてあげたい。 ピョンピョン・スタッカートが きっと上品に変わる、と思うのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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