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カテゴリ:レッスン風景
同じ鍵盤楽器であっても エレクトーンをしている人は 当たり前に使い ピアノでは あまりなじみの無い人が多いコードネーム。 どうしても覚えなくてはならない というものでは無いのですが やはり、知っている方が便利です。 学習者グレード7級に向けて ずいぶん長い間勉強を続けているにも関わらず 長調・短調 計14の調のカデンツが覚えられず、 (7級では♯・♭3つまでの調が 試験に出る) 即興演奏が 足踏み状態だった生徒さん。 塾やらクラブやらで、忙しいらしく あまりにも覚えるのが大変そうだったので 一度、コードネームを教えてみました。 それで わかったのですが ハ長調の一度の和音 ヘ長調の五度の和音 ト長調の四度の和音 これらは全て ド・ミ・ソ の3音から構成される和音で コードネームなら『C』と表されます。 和音の進行上、ミソドと弾いたり ソドミと弾いたりするため この生徒さんは これら全てを、 違う種類の和音だと思っていたようです。 …そりゃ、覚えきれないでしょう… 転回形を 全部別ものと思っていたのでは 覚える量が3倍になってしまいます。 そこで、この生徒さんには 先にコードネームを覚えてもらい、 それから和音記号の意味を説明しました。 すると コードネームの考え方を覚えるのに少し手間取ったものの 2年以上もの間、覚えられなかった 14の調の和音進行を 2ヶ月ちょっとで 覚えてしまいました。 和音記号だけで覚えていくより コードネームとセットで覚えていく方が はるかに整理しやすく 覚えやすいのですね。 しかも、カデンツを完全に覚えられなくても 法則として覚えてしまえば、考えたら音がわかる。 繰り返し練習して、覚えていく時間のない生徒さんには 特に おすすめです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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