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カテゴリ:レッスン風景
音楽を書き表す時 五線譜というものを使いますね。 その名のとおり、横に伸びた直線が5本。 音符を上の方に書けば 高い音 下の方に書けば 低い音を表します。 五線を導入したばかりの生徒さんが 最初にまごついてしまうポイントが 『どこと どこが、隣り合った音なのか』 『上っているのか、下がっているのか』 この二つ。 五線に音符を書き入れる時、 線1本に1音ずつ当てていくと、 上下の高さの変化は 読み取りやすい反面、 音符は 5個の高さしか書けなくなります。 そこで、線と線の間のスペースも有効利用して 線・間・線・間…と詰めて書いていくことに。 11個の高さの音符を 書き込むことができます。 ただ、スペースを無駄にしないために ぎゅぎゅっと詰めて記入するこの方法、 慣れない人には この線・間の音符の位置の 微妙なずれ加減が 把握しにくいらしく 2度音程(隣りの音)も 同じ音と思ってしまったり 3度音程(一つとばしの音)を隣の音として読んだり ということが 頻繁に起こりました。 というわけで、うちのクラスでは五線に入る前に必ず、 「線か間か」を瞬時に把握する練習から入ります。 カードに 一本か二本の横線を引き、 線・間 場所を変えシールを貼ったものを使って ぱっと見て瞬時に「線」「間」と答えてもらったり (2人くらいで 対戦方式にすると盛り上がる) 五線を拡大コピーした紙の上に おはじきを投げてもらい 「線に乗ったら1コマ進む」「間に乗ったら2コマ進む」 などと点数を決めて、すごろくをしたりしています。 …ええ、完全に遊んでいます。 でも、楽しく遊んで覚えた事って 子供は忘れないのですよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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