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カテゴリ:先生の日常
昔から 本大好きっ子でしたので わりと いろいろなジャンルの本を読んできているのですが 小学校低学年くらいまでは 「童話」「世界の名作(小公女とか)」「世界の偉人」 などを 片っ端から読み漁っておりました。 これが 結構、今になって役立っております。 ブルグミュラーの練習曲の中に 「せきれい」というタイトルの曲があります。 結構その辺でよく見かける小鳥の名前なのですが 名前と姿とが結びつかず、イメージできない人がほとんど。 そんな時 よく話すのが、子供時代に読んだ 「ミソサザイとセキレイ」という物語。 (順番逆かもしれません) ミソサザイという鳥は、とても美しい鳴声と 長くてすてきな尾羽を持っていました。 それに対して、セキレイという鳥は 声もパッとしないし、尻尾も短かったのです。 セキレイは、ミソサザイの美声と立派な尾羽が うらやましくて うらやましくて ある日、ミソサザイに向かって こう言いました。 「ねえ、ミソサザイくん。君の声はとても素敵だね。 でも、その尻尾は 長すぎてみっともないねえ。」 素直なミソサザイは、これをまともに受けて (そうか、じゃあ この尻尾は捨ててしまおう) と、尾羽を抜いて 捨ててしまいます。 すかさず、セキレイは 捨てられた尾羽を拾いあげ 自分の尾に挿して 逃げ去りました。 ミソサザイが だまされた、と気付いても もう 後の祭りです。 以来、ミソサザイは 尻尾が短く セキレイは長い尾羽を持つようになりました。 しかし、いつ取り返されてしまうか心配なセキレイは ちょっと歩いては ピコピコと尾羽を振って 長い尾羽があることを確認するのです。 というお話。 セキレイの ちゃっかりした雰囲気が 曲とよく合います。 問題は、あまりに昔読んだ本なので 出典が何だったか さっぱりわからないこと。 イソップにありそうな話ですが、そちらでは見つけられず。 ご存知の方が いらっしゃいましたら どうぞお知らせくださいませ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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