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カテゴリ:先生の日常
シェークスピアの「テンペスト」が ベートーヴェンのソナタに影響したりするように 童話なども、知っておくと 作品のタイトルが、ここから来ているんだな、 と わかったりして、 曲のイメージ作りにも役立ちます。 が 「あ、出典はこれね♪」とわかっていても レッスンには使えない知識もありまして。 バスティンのピアノパーティーという本には 「おとぎばなし」という曲が載っています。 むかしむかし、魔法をかけられて カエルになってしまった王子様が お姫様にキスされたことで もとの姿にもどりました。めでたし めでたし。 という話を 短い歌にしているのですが これ、もともとは 「カエルの王様」という童話でして お気に入りの金の毬を 森のほとりの池に落としてしまった王女様が、 「お城で一緒に暮らさせてくれるなら」 取ってきてあげる、と申し出たカエルに 出会い 約束して 取ってきてもらうところから 物語は始まります。 実際のところ 約束を守りたくない王女様と 約束は守ってくださいと せまるカエルと 「約束は守らねばならぬ」と王女を叱る王様と あれこれありまして 最終的に かんしゃくを起こした王女様が カエルをひっつかみ、壁に投げつけるのです。 すると、魔法が解けて カエルは王子様に。 原作の方が リアルで面白いのですが 「対象年齢3才以上」としているテキストには 載せられなかったのだなあ と思いました。 「ピアノパーティー」は アメリカの本なので 英語版の方には どのよう書かれているのか 気になるところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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