レッスンで、演奏についてアドバイスする時
同じフレーズや、同じ音型の繰り返しでは
表現を変化させていきましょうね、
という事を、よく 言います。
聴く人の 気持ちになって、
同じフレーズでも 新鮮に感じられるように
この流れの先に、期待を持たせるように。
これを、無意識に ごく自然にできる人もいますが
大抵の人は、何も考えずに弾くと
一本調子の 抑揚の無い演奏となってしまいますから
頭で考えて、表現を工夫する必要があります。
この「考える」にも エネルギーは要りますから
ついつい、「省エネモード」になって
次の曲になると、また何も考えずに 弾いてしまい
同じ注意を 言われることになる 生徒さんがいました。
私 「だって、同じ事を 何度も同じように聴かされたら
飽きるでしょ? そんなこと無い?」
生徒 「いえ、飽きますー。」
私 「なるべくワンパターンは避けようよ。芸がないし。
関西人って、皆 芸人みたいなところがあるのになあ…」
生徒 「あ、私 関西人じゃありません。」
私 「あれ、そうだった?じゃあ、出身はどこ?」
生徒 「大阪です」
大阪は 関西でしょうが。
というか
そこに 芸を見せなくてもよいから
弾く方にまわしてください。