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カテゴリ:レッスン風景
レッスンで、心がけていること。 その生徒さんの良いところを、絶対見逃さず、褒める。 実際、注意するポイントなんて簡単に見つかります。 ダメ出しだけを していればいいのなら、 こんな楽な仕事はありませんが 生徒さんのやる気を 片端から 打ち落としていては 上達するものも、上達しません。 もちろん、本人が気付いていない注意点は きちんと伝える必要がありますが、 「間違えた」「つっかえた」「止まった」 こんなことは、本人も わかっているのです。 そして 人間、 『わかっていることを わざわざ他人に指摘される』事ほど 腹の立つ事は無いのですよ・・・ 何となく、ただ ぼーっと聞いている人にだって、 明らかに変な音が鳴った・止まった くらいはわかります。 逆に、音色の変化や 強弱表現 リズム感などは 真剣に聴いてこそ、わかるものです。 つまり、「ほめる」という事は 『私は、あなたの音楽を 真剣に聴いていますよ』 という サインなのですね。 そして、真剣に聴いてくれる人からの言葉は 皆、真摯に 受け止めます。 ちなみに「ほめ方」について、 たまに保護者の方に お伝えするのですが 自宅の練習で、ただ 「上手になったね」だけ繰り返すのは 逆効果です。 しっかり聴いていなくても いえる言葉ですから。 「ここを弾いている時の音色は、柔らかくて美しいね。」 「この部分に来ると、曲が生き生きしてくるから ここが好きなのが よくわかるよ。」 「この1音は、いつも深く よく響いているね。」 それが、ほんの一瞬であっても 聴きとって 伝えてあげてほしい。 そう お願いしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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