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カテゴリ:レッスン風景
レッスンしていて、生徒さんの演奏に何か問題があった時。 大きい生徒さんだと、指摘すれば 自分で もう一度弾いた時に気付いて 直そうとしてくれますが 小さい生徒さんは、ほとんどの場合、 弾くだけで 精一杯でして、気付く余裕はありません。 『気が付いたら、問題の場所を通り過ぎていた』 という感じになります。 後から 言われても、「え?ちゃんと弾いたよ」。 と、いうわけで レッスンでは、できない事が ある時 どこで、何が できないのか これに 気付いてもらうことから 始まります。 演奏では ありませんが、レッスンに来たばかりの 小さい生徒さんが よくやる行動が 『ピアノの椅子に 後ろからよじ登る』。 (↑背もたれの無いタイプの椅子なので) これ、私が 実際に 真似してみせます。 身長160センチを超える、いい大人が よっこらしょと椅子の後ろから よじ登る姿は かなりのインパクトを与えるようでして (変だ…)と 納得してもらえます。 手の形や、指の形についても 最初のレッスンで いい形を教えた後は 崩れても、「直して」とは言わず よいフォームと悪いフォーム(その時の生徒さんの状態) を 真似してみせて、「どちらが いい形?」と訊きます。 その後、「○○ちゃんの手は、どっちの形で弾いているかな?」 と 声をかけると その一点に集中してくれるのですね。 結局、生徒さんが小さい間の 先生の役割は 生徒さんが、自分を 客観的に見るためのサポート ということになります。 客観的に見てもらうためのコツは まず、『自分のことだとは 思わない』で、 そのポイントについて、考えてもらう事。 他人のふり見て…です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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