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男の子の生徒さんは、動物・恐竜大好きです。
「練習曲」とだけ表記された曲は 淡々と弾きますが タイトルを「つばめ」と変えた途端 生き生きと演奏してくれたりします。 ところで、恐竜って 人間が発生するより はるか昔に絶滅して 化石としてしか残っていませんから 「何色だったのか」は わからないのだそうですね。 何しろ、基本 骨しか残っておりませんし 運よく皮膚が残っていたとしても、 色はすっかり変色してしまっています。 映画や 図鑑などの色は、あくまで 想像だということです。 そのかわり その姿形・大きさなどは 骨格を組み立ててみれば だいたいわかりますし この立派な牙を持つなら 肉食だろう 足が このように生えていたなら、二足歩行だっただろう この足では、速く走れなかっただろうとか 生態なども、おおよそ正確に想像できるのでしょうね。 考えてみれば クラシック音楽も 似たところがあるような気がします。 スラーが書かれていなくても、 こういうフレーズなら レガートに演奏するだろうとか 強さが書かれていなくても その後がfであれば、その前はPだったのではないかとか 印刷された紙の束、『楽譜』という化石から 本来の姿の音楽を想像して 再現するのですよね。 さしずめ、コンクールは 「ステゴザウルスは こんな形でこんな風に動いたと思う」 「私の再現した、トリケラトプスを見て」 と 再現した恐竜(もとい音楽)を披露し合って その出来を比べるものと言えるかも。 舞台上によみがえる、ジュラシック&白亜紀。 そんな事を考えて にまにましていたら スタッフさんに 不審がられました。 「たまこ先生、満面の笑顔で何を考えているんですか?」 「うん、想像の翼を羽ばたかせているところ。」 実態はテラノドンとかですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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