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カテゴリ:楽器
昨年 駆け込みで行ってきたチェンバロ・ハウス。 自由に弾かせてもらう その前に、 チェンバロ・ハウスのオーナーである川井氏が 部屋に置かれている二台のチェンバロについて説明してくれます。 まず、大きい方のチェンバロから。 「こちらはフランスタイプのチェンバロで 鍵盤を押し下げると、てこの原理で ここの(と言って、爪の付いた部品を抜き取り) 部品が上り、この時 爪が 金属製の弦を弾きます。」 う~ん、ピアノのアクションに比べると 非常にシンプルな仕組みです。 爪は本来 鳥の羽の軸でできていましたが、 現代のチェンバロの爪はプラスチック。 押しピンの針みたいに、まっすぐの爪が 鍵盤の動きを伝える部品の横へ、直角に突き出ています。 弦はグランドピアノと同様、まっすぐ奥へと張られ バイオリンのA線からD線くらいの太さで ピアノのような巻弦ではなく 低い方になると、弦の太さそのものが変わっていきます。 もう一台ある、スピネット(小型のチェンバロ)は イタリアタイプのものだそうです。 (後でチェンバロ・ハウスのHPを見ると 楽器自体は イギリス製とありましたが) 小型に作られている、ということは 弦を省スペースに張らなければなりませんから アップライトピアノのように斜めに張られることとなり 鍵盤とアクションの距離も近い。 と いうことは、てこの原理からして 爪で弦を弾くためには 力が余計必要だということ。 弾き比べてみると、タッチが重たく感じます。 このくらいでいいかな、と手加減して弾こうとすると 爪が弦に当たったところで力が足りず 止まってしまって鳴らないことも。 だいたい、違いと操作がわかったところで いよいよ、自由に弾かせていただくことに。 くわしい続きは 明日。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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