ＭＹ研究所

五線の楽譜に慣れてきた生徒さん、
まもなくｆ（フォルテ）やｐ（ピアノ）
クレッシェンドやディミヌエンド
あれこれ音楽記号が現れてきます。

私としては、
自分がどんな音を出しているか聴く
どんな音で弾きたいか考える
ここを大切にしてほしいと思っていますので
初めから結構こだわってレッスンします。

　　　　　　　　　　　
パーティーの短い3曲を弾いてきたＩちゃん。　

ふくろうのオスカー
おえかき
ゆうえんち

これ、全て指示はmｆ（メゾフォルテ）。
その昔私が習った時の説明では『やや強く』でした。

しかしこの3曲、ただ「強めに弾けばいいんだ～」
と弾かれてしまうと、勢いもなく面白みもない。
というわけで
『何故、ｍｆなのか』を考えてもらうことに。

　　　　　　　　
「ふくろうのオスカー」
暗いとこでもよく見えるふくろうのオスカー♪
という歌詞が付いていますが

夜だからｍｆなのかな？
それとも暗くても見える眼がすごいから？
ふくろうのオスカーが強そうだから？
Ｉ　「暗くても見える眼がすごいから」
結果、この曲は　得意げな力強い演奏に。

その後「おえかき」は
のびのびと絵の具で絵を描く、楽しい感じ
「ゆうえんち」は、やはり楽しいけれど
わくわくどきどきする、スピード感のある演奏に。

ちなみに　このＩちゃんのお兄ちゃんは、その昔
ｆを『ぬくい感じ』と言って演奏していました。

確実に増えていく、いろいろなｍｆ。