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カテゴリ:先生の日常
本日2月3日は節分、
メンデルスゾーンの誕生日でもあります。 私はピアノより エレクトーンを先に習っていたので 最初に弾いたメンデルスゾーンの作品は 「真夏の夜の夢」の中の『結婚行進曲』。 エレクトーンで、本当に簡単に編曲されたものを。 小学2年生くらいの時だったかな。 これ、さすがに誰でも知っているので 学校で弾いていると、友達が集まってきました。 『○○ちゃんと△△くんのために弾いて~』 というリクエストもあったな。 当時はまあ、 そんな小学生カップルのために弾いていましたが まさか大人になってから 本物の結婚式場で演奏することになるとは 思ってもみませんでした。 大学の先輩の紹介で、 〈チャペル結婚式のオルガン奏者〉 をしていた時期があり かれこれ200組以上のカップルのために 聖歌隊の合唱付きで、弾きました。 しかも、入場の音楽だったので 新婦さんが扉から入ってきて、正面に立ち 最終的に新郎さんと講壇の前に進むまで、という 時間的制限がある。 短くてもだめ、長すぎてもだめ。 講壇の前に来たとき、ほぼぴったり演奏が完了するように、 との注文付き。 …どうしろと。 合唱もあるので、適当につないで、適当に繰り返して、 は不可能です。 たぶん、この辺りで到着するであろう。 と当りをつけても、そう上手くはいかない。 で、打ち合わせです。 聖歌隊「どんなに速く歩かれても、絶対ここまでは歌うよね。」 私 「じゃあ、その時点で新婦さんがこの位置なら 最初に戻って、ここまで繰り返しますね。 もう、新郎さんと腕を組んでいたら…」 聖歌隊「そしたら、ダカーポ(最初に戻る)して ここまで一節歌ったら、合唱抜けるわ。」 私 「では、私が帳尻をあわせてコーダへ飛びます。」 万が一、異様に足の速い新郎新婦だったらどうするか。 その逆に、なかなか進まないで 順当にフルコーラス歌っても、まだ講壇に着いていなかったら。 これ、どちらも実際にありましたが どうにかこうにか やりとげました。 そんな思い出もあった、メンデルスゾーン… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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