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(えむわいけんきゅうじょ) ピアノの先生の日常と、音楽教室や音楽についてのお話。
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発表会が終わって 通常レッスンに戻りました。 これまで、さっぱり グレードを受ける気がないようだったGちゃんが、 今回グレードに興味を持ってくれたので それでは7級辺りを目標に勉強してみようか、 という事に。 ちょうど、ブルグミュラーの 『清らかな小川』を弾いていたところなので そのまま曲を分析してみることにしました。 もともとは♯1つのト長調。 中間部で転調して、また元のト長調へ戻ってくる 3部形式の曲です。 曲のコードをどんどん読み取っていって、中間部。 中間部から「ド」に♯が付いて、結果的に ♯2個の調になっているよね?何調かな? G「えーと、Dメージャーだから…ニ長調」 正解―。で、このニ長調はト長調から見ると 五度上の調だよね。 本来の調を、その曲のご主人様の調ということで 『主調』というのだけれど、その主調に対して 五度上の調は『属調』と言うの。 ほら、属7の属ね。 属調へ転調するパターンは多いのよー。 G「へぇ~、ゾクチョウ。…なんか格好いい。」 ――格好いい? 属調 → 族長 …Gちゃん、違う。そっちの漢字じゃない。
主調と属調、下属調は、互いに近い関係の調なので 転調しやすいし、借用和音もよく出てくるから そのままドッペルドミナント(属調の属和音)を 教えようと思っていたのですが、 また来週教えることにいたしました。 そういえばGちゃん、 発表会で弾いた曲の16分音符がなかなかそろわず 暴走族のクラクションになっていましたっけ…