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カテゴリ:楽器
カスタネットを日本語で何というか。
カスタネットについて、まず音楽辞典を引いてみます。 【castanet(英語)】 栗の実の形の木片をえぐり、2枚貝状に仕立てた楽器。 語源はスペイン語の castana(栗の実)。 中世からスペインで多用され、 16世紀頃ヨーロッパに広まった、とあります。 スペイン語では、castaneta。 ここまでは、ウィキペディアにも載っていますが 知りたいのは、歴史じゃなくて日本名ですから 今度は、西和辞典を引いてみます。 【casraneta(西和辞典)】 楽器のカスタネット 指つづみ(要するに指パッチンです) カスタネットの音 及び、栗のパチパチ爆ぜる音 指の関節をポキポキ鳴らす音 …こちらは、形よりむしろ 音に関係している感じですね。 とはいえ、ここでも日本名は載っていない。 発想を変えてみます。 現代は「カスタネット」が普及していますから 日本名が必要ない。 ならば、昭和初期の英和辞典ならどうだ。 【1933年発刊の英和辞典】 カスタネット。四竹の類。 出た。四竹(よつだけ)? 琉球舞踊で使われている、あれですか? 【四竹(江戸時代の言語辞典)】(←駄目押し) 4枚の竹の板を両手に2枚ずつ持って打ち合わせる楽器。 承応元年、長崎から一平次という者がもたらした。 結論。 手のひらで打ち合わせるカスタネットは「(西洋)四竹」 柄の長いタイプのカスタネットは「鳴子」 で よかろうと思われますが いかがでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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