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カテゴリ:先生の日常
先日のお休みに 他の教室の、合同発表会を聴いてきました。 同じ教室の生徒さんばかりなら プログラムの曲がダブることは、あまり無いのですが そこは、先生1人当り生徒さん1人か2人という 本当に「合同」なので 何曲かは、同じ曲を弾く人が、2・3人いたりするという 大変珍しいプログラム。 ただし、生徒さんを参加させる先生の方も 曲が重複しそうだな という覚悟をし、 それぞれこだわりを持って仕上げてきていますから 「上手い・下手」という違いではなくて 「ここにこだわりました」という演奏が聴け なかなか興味深かったです。 例えば。 ある変奏曲を、先生の違う3人の生徒さんが弾いた場合 1人目→美しい音色で、歌うタイプ。 2人目→大きな流れに乗って、弾けるタイプ。 3人目→整然と、端正に演奏するタイプ。 それぞれの変奏を、それにふさわしいテンポで 最後まできちんと弾けたのはこの子だけ。 という感じで、それはもう、三人三様。 どの子も上手だけれど、上手さのポイントが違って 誰が一番上手かと聞かれたら、困るような演奏でした。 それぞれの先生の「こだわり」もあるでしょうし その生徒さん自身の個性もあるのでしょうね。 同じ先生の生徒さん同士だと、 演奏が似ていることもあるのですが 教える側の人間としては、やはり その子の個性を生かしていけるように心がけて、 レッスンをしていきたいなあ、 と思った1日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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